Posted in さ行

シュリンプ(Shrimp)

マヨネーズ、ブヒー!

フランスのゲームデザイナー、R.フラガが得意なパターン認識ゲーム。順番にカードをめくって、条件が揃ったと思ったら素早くマヨネーズを押す。

カードにはエビがさまざまなパターンで描かれている。数は1~3匹、大きさは大中小、色は赤緑紫、出身国は日仏米と、それぞれ3種類ある。各自山札をもっており、そこから1枚ずつめくって自分の鍋の上に載せる。

3つの鍋に出したカード全てに共通項があったら、「日本!」とか素早く言ってマヨネーズを押す。マヨネーズといっても、中に本物が入っているわけではないのでご安心を。ブヒーという間抜けな音がする。言えた人は鍋の上のカードを全部ゲット。

そのほかに、エビの数が合計7匹になったら「シュリンプカクテル!」といって取れる。さらに共通項を2つ見つけられたら「スーパーシュリンプ!」といってほかの人が集めたカードももらえる。究極は共通項を3つ見つけたら言える「レジェンドシュリンプ!」で、これが言えたら即勝利。

シュリンプ

スーパーシュリンプとレジェントシュリンプはめったに出ない。2つ探している間にほかの人がさっさとマヨネーズを押してしまうからだ。同じパターンばかり探しているとシュリンプカクテルを見逃すことも。とてもドキドキする。ふうかさん、karokuさんと3人でプレイしてkarokuさんがすぐコツをつかみ勝利。パターン認識だけではなく、「今あれが出たら押そう」という先読みも必要そうだ。

Shrimp
R.フラガ/アスモデ(2012年)
2~6人用/7歳以上/15分
国内未発売

Posted in 日本語版リリース

『レジスタンス:アヴァロン』日本語版、3月中旬→4月中旬発売

レジスタンス:アヴァロンホビージャパンは3月中旬、人狼系の新作『レジスタンス:アヴァロン(The Resistance: Avalon)』日本語版を発売する。D.エスクリッジ作、5~10人用、10歳以上、30分、2100円。

司会不要、脱落者も出ない人狼系の作品として人気を集めている『レジスタンス』のシリーズ作品で、昨年秋にインディー・ボード&カード社(アメリカ)から発売された。本作はアーサー王と円卓の騎士がテーマ。

アーサー王は一縷の望みをかけ、伝説の聖杯を求めて騎士たちを探索に差し向けるが、すでに円卓の騎士の中には不義の息子モードレッドの息のかかった者たちがおり、王国転覆をもくろんでいる。魔術師マーリンだけが裏切り者たちの名を知っているが、円卓の騎士たちの一人に化けているマーリンの正体が知れてしまえば、たちまちマーリンの命は奪われ、王国は滅びてしまうだろう。

『レジスタンス』ではレジスタンス側とスパイ側に分かれて戦うが、本作では二手に分かれたほかにプレイヤーに「マーリン」や「暗殺者」などのキャラクターが加わる。マーリンは最初から裏切り者を知っているが、ゲームの最後に誰がマーリンかを暗殺者が当ててしまうと、円卓の騎士側は逆転負けとなってしまうため、慎重に行動しなければならない。ほかにも「パーシヴァル」や「モードレッド」、「モルガナ」、「オベロン王」などのキャラクターを適宜採用することで、難易度の調整ができるようになっている。

単品でもプレイ可能だが、『レジスタンス』があれば深まる陰謀ルールを採用してさらに深く楽しめる。

レジスタンス:アヴァロン(カード)