『アグリコラ:牧場の動物たち』日本語版、11月上旬発売
ホビージャパンは11月上旬、名作農業ゲーム『アグリコラ』を2人だけで手軽に楽しめる『アグリコラ:牧場の動物たち(Agricola – Die Bauern und das liebe Vieh)』を日本語版で発売する。2人専用、12歳以上、30分、3,990円。
2007年秋にドイツで発売されて以来、世界中のゲーマーを虜にしつづけ、今やボードゲームの新しいスタンダードとなった『アグリコラ』。拡張やデッキが数多く発売されているが、単体で短時間で遊べる2人用ゲームが今年登場した。
プレイヤーは農夫となって羊、猪、牛、馬を飼育する。3人の働き手に手伝ってもらい、動物たちを農場で飼ったり、厩を作ったり、柵で囲んで牧場を作ったり、農場を広げたりしていく。厩は家畜小屋に、住居は木骨造りの家に改築できる。毎ラウンド、働き手はそれぞれ1アクションずつ行うが、どのアクションが選べるかは全て、ゲームボード上にあって一目瞭然。どのアクションも1ラウンドにつき1回しか使えないが、両プレイヤーが働き手を交互に置くので、重要なアクションを確実に行えるかどうかは、両者の駆け引き次第となる。ゲーム終了時により多く動物を飼育し、より価値の高い建物を建てたほうが勝者だ。
『アグリコラ』では2人で60分ほどだったプレイ時間を30分に短縮。木製のかわいい動物コマがたくさん入っており、より多くの人が遊べるようになっている。
『私の世界の見方』日本版、お題アイデアコンテスト結果発表
スイスの傑作コミュニケーションゲーム『私の世界の見方(Wie ich die Welt sehe…)』のローカライズ日本版を企画しているテンデイズゲームズ(東京・三鷹)は、7月に行われたお題アイデアコンテストの結果を発表した。受賞作品は製品版に収録されるほか、副賞として製品(来年に発売延期)が贈呈されることになっている。
『私の世界の見方』は、1人がお題カードを読み、ほかの全員が空欄にふさわしいと思う単語カードを出して、お題カードを読んだ人が最も気に入ったものを選ぶゲーム。スイスのU.ホシュテトラーの作品で、お題カードと単語カードの豊富さで高尚にも下品にも遊べる。日本ではこれまで、ドイツ語のカードにラベル付きで販売されていたが、300枚を超えるカードに1枚1枚ラベルを貼る作業が普及を妨げており、日本版の発売につながった。
入賞作品は以下の通り。下記のリンクでは審査員のコメントや、最終候補作品も掲載されている。
テンデイズゲームズ賞
専業主婦の母親が突如ブログを公開。そのタイトルは「○○」。(第二研究員さん)
テンデイズラジオ賞
近所のスーパーの名物「○○の詰め放題」(がむ子さん)
森木ノ子賞
面接にお越しいただく際、筆記用具の他に◯◯をお持ちいただき、受付にお渡しください。(暗黒山さん)
Table Games in the World賞
私のお婆ちゃんがツイッターでつぶやいた。−○○なう(ジークリボンPさん)
余談ながら、このたびの選考はほかの審査員との重複もあるため各自3つまで選ぶことになっていた。Table Games in the World賞を担当した私が選んだ次点作はテンデイズラジオ賞を受賞した『近所のスーパーの名物「○○の詰め放題』、次々点は「この国の財政立て直しには、やはり○○がカギになってくるだろう。」 。
なお、発売延期に伴い、第2回お題アイデアコンテストを実施することがアナウンスされた。詳細は後日発表予定となっている。
・Daily Life is a game:「私の世界の見方:日本版」発売記念!第一回お題アイデアコンテスト:結果発表!