ホビージャパン、6~9月の輸入リストを発表
ホビージャパンは6月下旬と9月下旬に発売する予定の輸入ゲームリストを発表した。英語などの外国語版だが、日本語ルールが添付される。
タイタニウム・ウォーズ(Titanium Wars)
F.ジェラード作/イエロ(フランス)/3~4人用/60~90分/5670円/6月下旬
銀河辺境を探検していた探査隊は、新たなエネルギー、タイタニウムを発見した。人類の列強勢力は、タイタニウム埋蔵量が豊富な惑星を確保するため、艦隊を差し向けた。プレイヤーは列強勢力の指導者となり、星間国家を拡張し、艦隊を造り、その艦隊を武装して、「タイタニウム戦争」に勝つことを目指す。
作戦によって参加できる戦力の種類や解決順も異なる。さらに勢力ごとに固有の特殊能力があり、これらを生かした作戦行動を選ばなければならない。
・今日もプレイミス:チタニウム戦争
・特設公式サイト
クウィックス(Qwixx)
S.ベンドルフ作/ニュルンベルガー・シュピールカルテン出版(ドイツ)/2~5人用/15分/1890円/6月下旬
ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたダイスゲーム。4色の2から12までの数が表示されているスコアシートを受け取り、自分のシートのダイスの目の数にできるだけたくさんのX印を付けることを目指す。
X印は、左から右へ付けなければならず、いったん印を付けてしまった列は、それより左側の数に付けることができなくなる。しかも1列の一番右側の数に誰かがX印を付けるとその列は終了になり、全員がその色の列にX印を付けられなくなってしまう。
ホビージャパンは『アウグストゥス』をすでに発売し、『花火』は多言語版を出すので、これでノミネート作品を全部扱うことになる。
・TGiW:クウィックス
スパイリウム(Spyrium)
W.アティア作/イスタリゲームズ(フランス)/2~5人用/60分/5670円/9月下旬
待ちに待った『ケイラス』の作者の新作が登場。パラレルワールドの大英帝国において、工場を建設し、工員を雇って「スパイリウム」という新物質を製造する。「スパイリウム」は希少で高価であるため、わずかでもかき集めなくてはならない。
ゲームは、工員を配置をするフェイズと、活性化(カードの購入や、工場の稼働)するフェイズに分かれており、配置から活性化にどこで切り替えるかがカギとなる。どれだけの行員を動員してどのアクションを行うのか、そしてそのアクションを使ってどれだけ「スパイリウム」を獲得できるのか。収入や工員の賃金を上手に管理して工場を効率的に使おう。
ゲームマーケット2013春新作評価アンケート結果、1位は『Sail to India』
東京ビッグサイトで初めて行われ、5000名が参加した先月のゲームマーケット2013春。国産ボードゲームの新作発表数も過去最多の137タイトルを数えることになりました。その中でどの作品が面白かったか、当サイト恒例の新作評価アンケートを約1ヶ月間にわたって実施しました。
各ゲームの5段階評価を、とても面白い=5~全く面白くない=1として数値化し、平均の高かった順に並べたものが以下のランキングです。右の数字は評価数を表しています。20票以上を掲載しました。
1位になったのはOKAZU Brandの『Sail to India』。大航海時代にポルトガルからインドまで航路を築くゲームです。2位は『テトラコンボ』。コマを移動してパターンを作る2人用ゲームです。さらに3位の『ダンジョン オブ マンダム』まで、定評のある作家が500円ゲームズ・プロジェクトに参加した作品が独占しました。いずれも残念ながら品切れで再版未定です。
アンケートに投票頂いた219名の皆様、ご協力ありがとうございました。
【ゲームマーケット2013春新作評価(評価平均/評価数)】
1.Sail to India(OKAZU brand) 4.39/41
2.テトラコンボ(カワサキファクトリー) 4.30/44
3.ダンジョン オブ マンダム(I was Game) 4.28/67
4.ドンブリコ!(有限浪漫) 4.08/48
5.セブンフォース(みさき工房) 4.05/20
6.アノコロの俺ら(熊熊飯店) 3.91/23
7.とらんぷくえすと(なまはむ) 3.87/23
8.シークレットガーデン(カナイ製作所) 3.82/22
9.アルパカパカパカ(高天原) 3.79/53
10.キャットファーザー(大気圏内ゲームズ) 3.78/41
11.Patronize(OKAZU brand) 3.73/40
12.ロストレガシー(ワンドロー) 3.71/129(評価数最多)
13.忍者問答(TANSANFABRIK) 3.68/37
14.AKINDO(Product Arts) 3.63/24
15.ダイヤモンスターズ(グランディング) 3.56/48
16.ひもサバンナ(OKAZU brand) 3.52/52
17.ROBOTRINO(十式ゲームワークス) 3.50/20
18.雇われギルド(3D6) 3.42/33
19.九百億の魔物の書(遊星からのフリーキック) 3.30/20
20.王さまとカフェ(鍋野企画) 3.26/34
21.PAAR(青い街) 3.19/31
22.小早川(オインクゲームズ) 3.17/92
年齢:10代0.9%、20代30.1%、30代55.7%、40代12.3%、50代0.9%
性別:男92.7%、女7.3%
居住地:北海道・東北5.5%、関東58.4%、都内18.7%、東海・近畿11.9%、信越・北陸2.3%、中国・四国1.4%、九州・沖縄1.8%
ゲームマーケットの参加経験:3回以上64.4%、2回8.2%、1回17.8%、なし9.6%
→過去のゲームマーケット新作評価アンケート結果:2005/2006/2007/2008/2009/2010/2011春/2011秋/2012春/2012秋
5月28日追記:有限浪漫さんの『ドンブリコ!』(4位)がミスによりランクインしておりませんでした。お詫び申し上げます。このため5位以降は1位ずつ繰り下げとなります。