『クー』日本語版発売
ニューゲームズオーダーとテンデイズゲームズは本日、イギリスのブラフゲーム『クー(Coup)』日本語版を発売した。2~6人用、10歳以上、15分、1500円。
2012年のエッセン・シュピールで発表された作品。ごく小さなメーカーの作品ながら、スマッシュヒットとなった作品。アメリカ、フランス、日本で各国語版が制作されている。
プレイヤーは、イタリアの都市国家のある一族の長となり、ほかのプレイヤーをゲームから脱落させ、唯一の一族となることを目指す。コインを集め、使用することで、ほかのプレイヤーを脱落させていくが、そのほかに配られた2枚の人物カードによる特殊アクションができる。
ここで、自分のもっていない人物カードの特殊アクションも使用することができるのがこのゲームの大きな特徴。ただし、実はもっていないことを見破られてしまうと、脱落に近づく。相手が特殊アクションを使ったとき、本当にその人は、その人物カードをもっているだろうか?
生き残るには、心理的な駆け引きを制し、巧みにさまざまなアクションを組み合わせなければならない。1プレイ10分ほどながら、心理的な駆け引きや、推理力などが求められ、ドラマ性も高い作品である。
東京ボードゲームフリーマーケット、7月28日
7月28日(日)、川崎産業振興会館(JR川崎駅)にて、東京ボードゲームフリーマーケットが開催される。10:30~16:00、入場無料。現在、出展者を募集中。
ボードゲームユーザーの交流と親交を目的とし、自宅で遊ばなくなったゲームを持ち寄って売買・交換をするイベント。同時に、インディーズゲームの頒布を通して、ボードゲームの魅力や楽しみ方を自由に模索・提案するイベントもめざす。大阪で2回開催され、たくさんの人で賑わったフリーマーケットが東京でも行われることになった。
実行委員には、薫風、Power9 Games、さとーふぁみりあ、十式ゲームワークス、倦怠期、篠原遊戯重工、大気圏内ゲームズ、dGames、bakafire partyと、新進気鋭のインディーズゲームサークルが顔を揃える。
出展申し込みはホームページにて、5月26日から始まる。フロアスペース(床売り)1000円、一般ブース(机半分+椅子)3000円、大型ブース(机+椅子2脚)5500円。自宅にあふれかえっている中古ゲームの放出、創作ゲームの販売、関連グッズの販売、あるいはその複合など、出展内容は自由。詳細はホームページを参照のこと。
今回は東京・水道橋のボードゲーム専門店メビウスゲームズが協力。紛争地域や危機に瀕した地域の子どもたちの治療を行っている「ドイツ国際平和村」の募金が会場で行われる。