ワーカープレイスメントのロングセラー『ストーンエイジ』日本語版、10月31日発売
メビウスゲームズは10月31日、『ストーンエイジ(Stone Age)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:B.ブルンホファー、イラスト:M.メンツェル、2~4人用、13歳以上、60~90分、8000円(税込)。
2008年にハンス・イム・グリュック社(ドイツ)から発売され、ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞2位(1位は『アグリコラ』)、国際ゲーマーズ賞ノミネート、日本ボードゲーム大賞投票部門2位(1位は『魔法にかかったみたい』)など、高く評価された作品。この度の日本語版は2019年版(”Stone Age: Das Ziel ist dein Weg”)に基づく。石器時代の生活を描いたワーカープレイスメントゲーム。
各プレイヤーは5人の家族をゲームボードに配置して食料・木材・石材・泥・金を集めにいく。配置した人数分のダイスを振り、ダイス目の合計2~6につき1つの資源を得る。これらの資源を使って家を建て勝利点にする。
農地を開墾すれば食料が増え、道具を作ればダイス目を調整できる。そして二人で小屋に入ることで、新しい家族が増える。ただしラウンドの最後には家族の人数分の食料を消費し、足りなければ他の資源や得点を支払わなければならない。
ダイス目のドラマが楽しめるが、ダイス目が悪くても最低限確保できるようにするには、どのアクションに何人まで投入するかという配分を考える悩ましさもある。遊びごたえのあるロングセラー作品だ。
米光一成『人生が変わるゲームのつくりかた』10月3日発売
筑摩書房は10月3日、書籍『人生が変わるゲームのつくりかた——いいルールってどんなもの?』を発売した。著・米光一成、四六変判128ページ、1320円(税込)。
『はぁって言うゲーム』『あいうえバトル』『言いまちがい人狼』をはじめ、ゲームマーケットを舞台に数多くのボードゲームを発表し続け、デジタルハリウッド大学の教授も務めるゲーム作家の米光一成氏が、ゲーム作りの奥義を書き記したガイドブック。図版、イラストを多数使用した10代のためのノンフィクションシリーズ「ちくまQブックス」のシリーズとして発行された。
ゲームを分析する3つの視点から、おもしろいゲームの基本原理を考察し、「自分マトリクス」でモチーフやアイデアを発見する方法、そしてプロトタイプづくりのコツ、効果的なルール改善の方法までを解説。「これはゲームなのか?」といったモノも視野に入れ、コンピュータゲームをつくるときの根源である「ゲームのおもしろさを生み出すメカニクス」も学ぶことができる。
筑摩書房は第1章の一部を公開しており、試し読みできる。
筑摩書房:人生が変わるゲームのつくりかた——いいルールってどんなもの?
【目次】
第1章 そもそも、ゲームってなに?
column 『はぁって言うゲーム』を遊んでみよう
第2章 ゲームはなんでおもしろいのだろう?
column ゲームズマンシップってなに?
第3章 ゲームづくりの5つのステップ
第4章 「好き」からゲームをつくってみよう
第5章 汚くつくってやりなおせ
第6章 ルールを改善するともっとおもしろくなる
column スタートプレイヤーの決めかた
第7章 すべてをゲームにしてみよう
◆ 次に読んでほしい本
◆ 次に遊んでほしいボードゲーム