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ポルトガル年間ゲーム大賞2024に『ニュークレウム』

ポルトガルのボードゲームサイト「シュピール・ポルトガル」は9日、2024年のポルトガル年間ゲーム大賞(Jogo do Ano)を発表した。5タイトルの最終候補から、審査委員会の投票によって『ニュークレウム(Nucleum)』が選ばれた。

ポルトガル年間ゲーム大賞は2006年からスタートし、18回目を迎える。サイトのメンバーが10タイトルの新作を挙げ、その中から最終候補を5タイトルに絞って投票にかけられる。コンポーネント、テーマ、システム、繰り返しプレイする価値、インタラクション、総合的な楽しさの6項目で審査され、ベストゲームが決まる仕組み。近年の受賞作は『ルート』『バラージ』『インペリアル・ストラグル』『インペリアル・スチーム』『カーネギー』と本格的なゲーマーズゲームが並ぶ。

『ニュークレウム』はパラレルワールドでの原子力発電による産業革命をテーマにした経済ゲーム。アクションタイルを配置してネットワークを構築し、プレイヤーごとに異なる技術をアンロックしつつ、都市建物・タービン・ウラン鉱山を建設し、燃料を輸送して発電し送電する。昨年の『カーネギー』と同様、国際ゲーマーズ賞でも大賞を受賞した。日本語版はテンデイズゲームズから発売されている。

受賞したデザイナーのルチアーニは「過去受賞作を見たところ、トップレベルのゲームが数多く入っており本当に感銘を受けました。『バラージ』に続き2度目の受賞となり大変光栄です」とコメントし、トルツィは「私たちは、このゲームがテーブルを囲む全員にさらに何時間もの喜びをもたらすことを願っており、ボード&ダイス社と私たちはこのゲームの素晴らしい可能性を継続し、みなさんの脳に穏やかな放射性の火をつける新しい方法を見つけることを計画しています」とコメントしている。

ノミネート4タイトルのうち、3タイトルで日本語版が発売されている。

【ポルトガル年間ゲーム大賞2024】
大賞:ニュークレウム(Nucleum / S.ルチアーニ&D.トゥルツィ / ボード&ダイス)
ノミネート:エヴァキュエーション、ヘゲモニー、南チグリスの学者、ホースレス・キャリッジ

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罠の共通点をカット『ザ・セイムゲーム』日本語版、10月下旬発売

The Same Gamejホビージャパンは10月下旬、『ザ・セイムゲーム』日本語版を発売する。ゲームデザイン:W.ヴァルシュ、イラスト:C.シュップ、3~6人用、10歳以上、30~45分、4950円(税込)。

『ウェーブレングス』などのデザイナー、ヴァルシュがデザインし、シュピールヴィーゼ出版(ドイツ)から2023年に発売された。ゴールデンギーク賞パーティーゲーム部門ノミネート。全く共通点がないように見える2つの「もの」について協力して共通点を話し合う。

第1フェイズで各プレイヤーは自分の引いた「もの」カードに対し、ランダムに割り当てられた「罠」のカテゴリーカード(重さ・材料・使用時間・値段など)とできるだけ共通しているものを1つ書く。第2フェイズでは「もの」カードと記入したボードを開示し、他プレイヤーは話し合って「罠」を開けないようにできるだけ多くのカテゴリーを開けていく。罠でないカテゴリーのカップを開けると得点で、ゲーム終了時に得点が得点トラックのメダルエリアに到達していたら全員の勝利となる。

電子レンジはおむつよりも重要なのか、揺り椅子とワイパーの動き方はどれだけ違うのか、ピザカッターと一輪車の見た目はある意味似ている? 意思疎通がうまくいかず、各プレイヤー間の考え方の違いに思わずツッコミをいれたくなるパーティゲームだ。

内容物:ゲームボード1つ、得点マーカー1つ、カテゴリーカード15枚、「もの」カード165枚、番号タイル9つ、カップ9つ、記入ボード6つ、マーカーペン6本、袋1つ、概要カード3枚、ルールブック1部

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