ロンデルで食料を集めて出荷『フィンカ』日本語版、4月25日発売
アークライトゲームズは4月25日、『フィンカ(Finca)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:W.ゼントカー&R.ツァリンデ、V.デュトレ&J.ガルディエ、2~5人用、10歳以上、45分、4950円(税込)。
ハンス・イム・グリュック社(ドイツ)から2009年に発売され、ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞4位と高い評価を受けた作品。パンダサウルスゲームズ(アメリカ)がアートワークを一新し、プレイ可能人数を増やして昨年リメイクした。地中海に浮かぶリゾート地、スペインのマヨルカ島で食料を集めるロンデル&セットコレクションゲーム。
手番には、風車を模したロンデルボード上で自分の農夫コマを移動させて食料やロバ車を手に入れるか、ロバ車で指定された食料を配達し、得点タイルを取る。農夫コマの移動では、移動前のマスにいるコマの数だけ進め、移動後にいるコマの数だけタイルに指定されたものをもらう。
たくさんもらうには他プレイヤーと同じマスにいることが必要だが、それだと差別化ができない。しかもみんなが同じものばかり取って食料やロバ車のストックが枯渇すると、もっている人は全員没収となってしまう。運の要素がなく、先読みと駆け引きが勝敗を分ける。配達が完了したエリアにはフィンカコマが置かれ、全てのフィンカコマが配置されるとゲーム終了。
連続移動などの特殊アクションができる「アクションタイル」と、先取りの要素を加える「ボーナスタイル」は上級ゲーム用のバリアントになった。ハンス版からの追加要素として、4人までだったのが5人までプレイできるようになっている。
内容物:ゲーム盤 1枚、風車の羽根 12枚、風車の軸 1基、需要タイル 42枚、フィンカタイル 10枚、アクションタイル 20枚(上級ゲーム用)、ボーナスタイル 5枚(上級ゲーム用)、ロバ車カード 10台、フィンカコマ 7個(木製)、食料トークン 108個(木製)【イチジク(18個)/アーモンド(18個)/魚(18匹)/オレンジ(18個)/ブドウ(18個)/レモン(18個)】、農夫コマ 25人、ルール説明書 1冊(※カードサイズ:63 × 89mm)
(写真は英語版)
ボードゲームコメディ『ボドカン!』2巻発売
KADOKAWAは3月7日、『ボドカン!~女、囚人同士、監獄でナニも起こらないはずがなく~』2巻を発売した。画・田口囁一、著・羽流木はない、B6判144ページ、748円(税込)。イエローサブマリン限定の予約特典『ゴールド』付き版は完売。
無料コミックポータルサイト「カドコミ」で昨年6月から連載され、10月に第1巻が発売されたボードゲームコメディ。覆面の看守により、刑務所内に集められた女囚たち、始まったのはデスゲームかと思いきや、ボードゲームだった。絶対に負けられない戦いが始まる。
遊ばれているゲームはオインクゲームズの『ダイイングメッセージ』と、付録にもなった『ゴールド』。ラベンスバーガー社が1988年にリリースし、不二商が日本語版を制作した絶版ゲームで、機関車が終点に着く前に金塊を家に持ち帰ることを目指す。予約特典として限定製作されたが、作者によれば再販の可能性もあるという。