残り1枚だけが得点『エフテーヴェー?!』日本語版、1月26日発売
サニーバードは1月26日、『エフテーヴェー?!(FTW?!)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:F.フリーゼ、イラスト:H.リースケ、2~6人用、8歳以上、25分、1760円(税込)。1月14日まで先行販売受付中。
ネットスラング「For The Win(最高/最強/しか勝たん)」から取られたゲームタイトル。2023年に2Fシュピーレ(ドイツ)から発売された。『5本のキュウリ』『フッチカート』『フォッペン』に続くシンプルで中毒性の高いカードゲームだ。
配られたカードを3枚ずつ隣プレイヤーと交換してからスタート。手番には場札より数字が大きいカードを場に出すか、数字が小さいカードを「お助けカード」として自分の前に出すか、場札を上回るように「お助けカード」を足して出す。
こうして誰かの手札が1枚になったらラウンド終了で、残り手札のうち最も大きい数字1枚が得点、残りのカードの数字が失点になる。プレイヤー人数のラウンドで合計得点を競う。
「お助けカード」を使って数字の高いカードを温存したいところだが、「お助けカード」にすると場札から1枚手札に入れるので手札が減らない上に、リセットがかかって次の人が低いカードを出しやすくなる。どこまで我慢するかで駆け引きが生まれるトリッキーなカードゲームだ。
エフテーヴェー?!(FTW?! / Friese / 2F-Spiele+Sunny Bird, 2023-24)
前の人より大きいカードを出していって、最後に残った手札1枚が得点。数値の低いカードは一旦手元に出して、後から出すカードに足し合わせることができる。大きいカードを出さないと手札が減らないが、1枚は温存したいジレンマ pic.twitter.com/gnbNzcsmxt— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) September 26, 2024
木々に集まる動物たち『フォレストシャッフル』日本語版、2月上旬発売
ホビージャパンは2月上旬、『フォレストシャッフル(Forest Shuffle)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:コシュ、イラスト:T.リョベート&J.ピエラ、2~5人用、10歳以上、60分、4950円(税込)。
ルックアウトゲームズ(ドイツ)から昨秋発売された森林育成カードゲーム。エッセン・シュピールのスカウトアクションではファミリー向けホール(1,2,5,6番)で評価1位を獲得した。樹木や動物や昆虫などを集めて生態系豊かな自分の森を育てる。イラストレーターは野生動物や鳥の本を出しているリョベート(スペイン)。
手番にはデッキか場からカードを2枚引くか、コストを場に出してカードを1枚プレイする。カードには森の基本となる「樹」と、樹の上下左右のスペースに重ねて置く「動物」「鳥」「昆虫」「草」「茸」などがあり、必要としている植生や場所、食料として必要とする生物、群れとなることなど、条件を合わせなければならない。
コストとして場に出すカードは他プレイヤーに取られる可能性があり、インタラクションが生まれる。またカードは2分割されており、片方しか使うことができない。どちらの側を使うか、悩ましい選択を迫られる。
ルックアウトゲームズではこの作品を環境に配慮したグリーンラインに位置づけ、これまでの木製コマ・水溶性インク・カードの紙包装に加え、FSC(適切な森林管理)認証の紙類使用、シュリンク包装から紙シールへの変更を行っている。
内容物:カード 180枚、得点シート 1冊、ゲームボード 1つ、ルールブック
(写真は英語版)
フォレストシャッフル(Forest Shuffle / Kosch / Lookout+Hobby Japan, 2023-24)
手札からカードを出して森作り。コストも手札で、支払ったカードは場に出され、誰でも取れるようになる。カード効果はシンプルだが種類が多種多様で、どれに特化して高得点を狙うかの見定めが重要。イラスト超美しい pic.twitter.com/Ws78GYQzje— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) February 26, 2024