3ルートで目的地へ『エクスペディション 世界を巡る冒険』日本語版、11月中旬発売
テンデイズゲームズは11月中旬、『エクスペディション 世界を巡る冒険(Expeditions: Around the World)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:W.クラマー、イラスト:Y.ヴァレアニ、2~6人用、8歳以上、30~45分、5830円(税込)。
1996年にクイーンゲームズ(ドイツ)から発売され、ドイツ年間ゲーム大賞候補、ドイツゲーム賞8位を獲得した作品。その後ラベンスバーガーやアミーゴからリメイクされてきたが、この度の日本語版はスーパーミープル(フランス)の2023年半に基づく。
ヨーロッパをスタート地点として3つの探険隊で世界を巡り、カードで指示された目的地に到達することで得点を競うコネクションゲーム。移動はボード上の路線に矢印を置いて行うが、操る探険隊はプレイヤーごとではなく全員共通であるところがポイント。自分の目的地の目前でまったく別方向へ進められてしまうこともあれば、その逆もしかり。
思惑通りにルートが進まないスリルやもどかしさが楽しめる。また目的地は有名な土地や遺跡となっており、美しく描かれたカードには簡単な紹介文もつけられていて世界旅行気分に浸れる。
『アルルの丘:ビッグボックス』日本語版、10月末日発売
テンデイズゲームズは10月末日、『アルルの丘 ビッグボックス(Arler Erde/Fields of Arle: Big Box)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:U.ローゼンベルク&T.ロレンツ、イラスト:D.ローハウゼン、1~3人用、13歳以上、プレイヤー人数×60分、14520円(税込)。
2014年に発売され、しばらく絶版となっていた少人数(基本2人用)ワーカープレイスメントゲームに、2017年発売の拡張セット『紅茶と交易』を同梱した。作者の父親の故郷を舞台にしたワーカープレイスメントで、各プレイヤーは自分の居住地ボードと納屋ボードをもち、夏冬9シーズンにわたって発展させる。季節によってアクションスペースが変わるのが特徴。
資材を集めて建物を建て、家畜を増やして得点を上げ、旅の目的地に運搬車でアイテムを届けることで勝利点を競う。さまざまな建物の効果で有利に進めたいところだが、建設地は湿原を乾燥させて泥炭を全て取り出すか、堤防ラインを海辺に移して作らなければならない。拡張セットでは水路や船による交易、新たな資源「紅茶」といった要素が入って、さらに戦略の幅が広がる。
(写真は海外版)