みんなのイーブン(Even by Everyone)
この質問、賛否割れそう?
いろいろな質問にイエスかノーで答え、多数派になることを目指すコミュニケーションゲームが5年ぶりにリメイクされた。旧版と比べ、質問のバラエティーが増え、『ウントチュース』のイラストを手掛けたフジワラカイ氏のコミカルなイラストも加わって、さまざまな場面で遊ぶことができる。
「納豆大好き」「動物園より水族館の方が好き」「幽霊は本当にいる」といったカードの質問に対し、「イエス」「ノー」「イーブン」のいずれかで答える。イエスかノーは多数派だったほうがポイントをもらえるが、同数だった場合、「イーブン」を出した人が2倍のポイントを得る。皆の顔ぶれを見て、同数になるのを読み切れると気持ちいい。
質問の多彩さがアップしているのも魅力。好みだけでなく、哲学的なものから単なる語呂合わせ、そして「大人のイーブン」と呼ばれる大人向けのカード(色分けされているので、場面に応じてこれだけで遊ぶことも、これを除いて遊ぶこともできる)とあり、質問を読んだだけで笑いがこみ上げてくるものも。
5人プレイで20分ほど。回答にひとつひとつコメントし合うのも楽しいが、すぐ答えられるような軽い質問が多いので立て続けにテンポよく質問して、イーブンになるかどうか挑戦するという楽しみ方もある。テンポの良さに紛れてさりげなく恋愛観など聞いてみたりするのもいい感じだ。
多人数でも遊べ、時間もかからず、時折相手の思わぬ一面も垣間見れるパーティーゲーム。同世代で盛り上がれるのはもちろん、子どもからお年寄りまで、世代を問わず遊べそうだ。
みんなのイーブン
ゲームデザイン・居椿善久、イラスト・フジワラカイ
サイ企画(2012年)―テンデイズゲームズ(2017年)
3~10人用/8歳以上/10~20分
『スピードワゴンの月曜The NIGHT』でボードゲーム新年会
1月9日放送のインターネットTV番組『スピードワゴンの月曜The NIGHT』にて、いけだてつや氏が出演しボードゲーム新年会が行われた。
「ボードゲーム芸人がオススメ! 超盛り上がるゲームで新年会」と題された企画で、スピードワゴンの井戸田潤氏と小沢一敬氏のほか、狩野英孝氏、紺野ぶるま氏がいけだてつや氏の持ち込んだボードゲームを楽しんだ。
人生ゲームやモノポリーからボードゲームを説明した後、いけだ氏がボードゲームを始めたきっかけとして養成学校時代に『スコットランドヤード』を遊んだ話を紹介。ボードゲームカフェの開店や愛好者による「ボー年会」の開催など、ボードゲームが盛り上がっている話を紹介した。
『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』や『人狼』ぐらいしか知らなかった出演者が遊んだのは、『ミスターダイヤモンド(ドイツ、1993年、絶版)』、『大きさ比べ(ドイツ、2011年)』『チャオチャオ(ドイツ、1997年)』、『キャット&チョコレート日常編(日本、2014年)』。いけだ氏のインストに引き込まれ、終始楽しんだ様子だった。特に『キャット&チョコレート日常編』は芸人さんだけあって見事な腕前。
番組の途中でいけだ氏から「おもしろゲーム番外編」としていくつかのボードゲームが紹介された。「なかなか終わらないゲーム」として『パンデミックレガシー』、「引き分けると大変」として『アーボレータム』、「クラウドファンディングで2億円」として『サイズ大鎌戦役』のほか、展示してあった『ハイパーロボット』のパッケージ絵を出演者が「テンガのドイツ語版」と呼ぶ場面も。
出演者はボードゲームのイメージが変わったとコメント。番組は放送終了後も下記のリンクから無料で視聴できる。
・Abema.tv:スピードワゴンの月曜The NIGHT#89~ボードゲームで遊ぼう!~