日本版The One Hundred 2017、『テラフォーミング・マーズ』がトップ
好きな非電源系ゲームを挙げる毎年恒例の年末投票「日本版The One Hundred」投票が11月30日から12月10日まで行われた。発起人と集計はさとーとしき氏(twitter)。各自がオールタイムベスト15を発表して集計したもので、今年の投票者数は346人と、昨年から143名の大幅増となった。
今年の1位には初めて『テラフォーミング・マーズ』が上がった。昨年1位の『プエルトリコ』が2位、『カタン』は8位にダウン。今年の国際的なボードゲームシーンで『テラフォーミング・マーズ』と一二を争った『グレートウェスタントレイル』が6位。昨年の新作最上位(9位)の『オーディンの祝祭』は24位にランクダウン。国産は今年も伝統ゲームの『ごいた』の最高位で、109タイトル中8タイトルと一割を切っている。日本語版の割合は66%と、昨年の55%、一昨年の50%からどんどん上昇中。10位以内で日本語版になっていないのは『プエルトリコ』だけだ。
毎年、このリストをもとに愛好者が所有数とプレイ数をカウントする「ゲーマー度」診断が行われている。まだ遊んだことがないタイトルがあれば、この機会にチェックしてみよう。
【日本版The One Hundred 2017 投票結果】
1(91↑):テラフォーミング・マーズ 73票 ●
2(1↓):プエルトリコ 72票
3(3→):宝石の煌き 68票 ●
4(5↑):カルカソンヌ 61票 ●
5(8↑):マルコポーロの旅路 58票 ●
6(新 ):グレート・ウエスタン・トレイル 57票 ●
7(9↑):ドミニオン 55票 ●
8(1↓):カタン 54票 ●
9(4↓):アグリコラ 53票 ●
10(18↑):コンコルディア 51票 ●
手札を順番に並べ替えよう!『111カードゲーム』日本語版、1月13日発売
アークライトは1月13日、手札の数字を並べ替える『111カードゲーム(MyRummy 111)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・S.ベンドルフ、2~5人用、8歳以上、20分、1800円(税別)。
『ザ・ゲーム』のS.ベンドルフがデザインし、今年シュミット・シュピーレ(ドイツ)から発売された作品。輸入版は『111』というタイトルでメビウスゲームズが取り扱っている。プレイヤーには12枚の手札が配られ、順番を変えないようにしてスタート。カードは2~111まで1枚ずつしかない。手番になったら場から1枚カードを選び取って手札に加え、代わりに手札から場に1枚出す。こうして最初に、手札のカードを左から右に数字の大きい順か小さい順に並び替えられたら勝ちとなる。
取ったカードを手札に加えたとき、その両脇のどちらかのカードを捨てなければならない。そのため、一度捨てたカードが欲しくなったり、カードの流れで戦略を大きく変えなければならなくなることもある。上がったときに得点の高いカードを手札に残しておけるかも悩ましいところだ。
内容物:カード110枚(カードサイズ:56×87mm)、ルール説明書:1枚