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今度はミープル付き!『インカの黄金』日本語版改版

アークライトは3月7日、『インカの黄金(Incan Gold)』(2018年版)の日本語版を発売する。ゲームデザイン・A.R.ムーン&B.フェデュッティ、3~8人用、8歳以上、20~40分、3200円(税別)。
古代インカ帝国の神殿遺跡で、1枚カードをめくるたびに先に進むか引き返すかを各プレイヤーが選択し、できるだけ多くの宝を無事に持ち帰るゲーム。何人でも盛り上がれる定番ゲームとしてすっかり定着しているが、このたび版元のイーグルグリフォンゲームズより改版されることになった。
今度の版ではリメイク元の『ダイヤモンド』(2005年)と同様、進むか戻るかを手のひらに探検者コマ(ミープル)を握って決める方式に変更。従来のカードを出す方式からより分かりやすく、かつ気合と祈りを込めてプレイできる。
内容物:ルール説明書1枚、神殿カード5枚、探検家コマ8個、テント8枚、探検カード30枚、遺物カード5枚、宝石110個(カードサイズ:63×89mm)
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ニュルンベルク’19:ツォッホ出版

壁を抜けて消えろ(Ab durch die Mauer)
ゲームデザイン・J.アダムス、イラスト・V.ボーデン、2~4人用、7歳以上、20分。
ここは地面が回るお城。幽霊たちが壁を通り抜けてダンスを踊る。まるで魔法のように、帽子や靴が出窓から出窓へと移っていく。幽霊のカーニバルでは誰もが大胆な衣装を着てロビーをうろつきたいと思っている。しかし衣装部屋すら、以前あった場所から突然なくなってしまった。多くの部屋に入って、そこに置いてあるカーニバルの衣装を集めることがこのゲームの目的だ。回転可能で、磁石がついているゲームボードという新要素で、上手な魔法の移動を行う。
手番には、魔法の移動を3回まで行う。自分の幽霊を部屋から部屋へ移動できるだけでなく、床下のスライダーを移動させたり、ボード全体を回転させたりできる。スライダーには磁石がついており、部屋をすり抜けていい衣装のある部屋に入ることができる。最初に4つの衣装を集めたプレイヤーが勝利する。

それを渡せ!(Rück’s raus!)
ゲームデザイン・A.バッカラ、イラスト・A.ユング、3~5人用、8歳以上、10分。
ヒゲの盗賊たちのカードゲーム。プレイヤーは盗賊となり、貴族を襲撃して宝石を得る。毎ラウンド、貴族カードがめくられ、それを見て全員同時に盗賊カードを1枚出す。一番強いカードを出すと、たいていは貴族の「好意」、すなわち宝石を得る。ときにはほかのプレイヤーに引き渡し、全財産の分配を手配してもらうこともある。最も弱いカードを出したら、しょぼい宝石しかもらえない。こうして宝石を集めるが、最後に勝利するのは、二番目に多く宝石を集めたプレイヤーである。

ゴー・ヤモリ・ゴー(Go Gecko Go)
ゲームデザイン・J.アダムス、イラスト・G.シルベーラ、2~4人用、6歳以上、20分。

大水泳大会で水の中をどんどん進もう。大小の動物たちがあらゆる流れの中で漂流物に乗るとき、大混乱になる。大きなワニ、カメ、カエル、ヤモリで水泳チームを作る。小さい動物はより大きい動物の背中に乗せて連れていける。しかし、途中にある2つの橋で頭を下げてよければ、失敗はしないだろう。4匹の動物を最初に木の幹まで連れてきたプレイヤーがプール監視員となる。高さの違いに勘をはたらかせるキッズゲームだ。
手番には3つのダイスを振り、そのアイコンを組み合わせを選ぶ。高く積めば効率よく移動できるが、積みすぎると橋にぶつかってしまうので注意が必要だ。

トンボがえり(Purzelbaum)
ゲームデザイン・H.フェッヒャー&T.リーシング、イラスト・D.マテウス、2~4人用、4歳以上、15~20分。
夏に熟した木の実が秋に落ちる。かしこいリスたちはそれらを秘密の隠れた場所に埋め、在庫として冬に食べられるようにする。プレイヤーはリスとなって、秋に木の実を枝から地面に掘った穴に落としおき、冬になって全てが雪で覆われてから、どこにたくさん木の実があるか、隠し場所を思い出す。
手番プレイヤーは地面の穴をひとつ選び、そこに木の実を落とす。うまく落ちれば葉っぱがもらえる。木の実がなくなったら穴を選び、できるだけ多くの木の実を見つけることを目指す。葉っぱと木の実の合計が多いプレイヤーが勝つ。