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読み合いとブラフの真珠争奪戦『コスタルアナ』日本語版、9月中旬発売

costaruanaJ.jpgホビージャパンは9月中旬、『コスタルアナ(Costa Ruana)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・Y.ジュラヴリョフ、アートワーク・L.フランシスコ&P.ウィッシュボウ、2~6人用、8歳以上、20~60分、3600円(税別)。

オリジナルは2014年にライフスタイル・ボードゲームズ(ロシア)から発売され、昨年には英語・ポルトガル語版も発売された。南国感あふれる日本語版のパッケージやコンポーネントは、マンダラ・ホゴス(ブラジル)によるポルトガル語版に基づいている。南太平洋に浮かぶ架空の諸島で、各部族が競って海賊に奪われた真珠を取り戻すエリアマジョリティとブラフのカードゲーム。

島々に自分の色の原住民コマを置いてスタート。手番には5枚の手札から1枚を表面、2枚を裏面で出して一斉に公開する。カードの効果によって真珠を移動したり、原住民コマを増減させたりした後、島ごとに原住民の数を比べ、単独最多、最多タイなら次点が真珠を獲得する。

5ラウンドで集めた真珠と、手元に残っている原住民コマの得点で勝敗を競う。

カードをプレイした後、シャーマン(スタートプレイヤー)は、このラウンドで使用できるカード2色を指定することができるところがポイント。合致しない色のカードは捨てられてしまう。各プレイヤー1枚だけ表になっている時点で色を決めるため、残りの色についてブラフがかけられる。

シャーマンの読みをうまく外しながら、他の部族のリーダーたちを出し抜き、真珠をその手に取り戻そう!

内容物:原住民コマ60個、メインカード72枚、島カード10枚、儀式タイル2枚、シャーマン・タイル1枚、真珠 50個、テント6個、ルールシート
ホビージャパン:コスタルアナ

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ポルトガル年間ゲーム大賞2019に『ルート』

ポルトガルのボードゲームサイト「シュピール・ポルトガル」は22日、2019年のポルトガル年間ゲーム大賞(Jogo do Ano)を発表した。5タイトルの最終候補から、審査委員会の投票によって動物王国の戦いをテーマにしたアメリカのボードゲーム『ルート(Root)』が選ばれた。
ポルトガル年間ゲーム大賞は2006年からスタートし、13回目を迎える。サイトのメンバーが10タイトルの新作を挙げ、その中から最終候補を5タイトルに絞って投票にかけられる。コンポーネント、テーマ、システム、繰り返しプレイする価値、インタラクション、総合的な楽しさの6項目で審査され、ベストゲームが決まる仕組み。過去には『ブラス』『キーフラワー』『ネイションズ』『ラ・グランハ』『モンバサ』『グレートウェスタントレイル』『リスボン』などのゲーマーズゲームが選ばれている。
『ルート』はレダーゲームズ(ドイツ)から発売された動物戦争ゲーム。部族ごとに目的もコマ数も手番の進め方も異なる非対称ゲームで、ゴールデンギーク賞2018、オリジンズ賞2019で大賞に輝き、英語圏で高く評価されてきた。日本語版はアークライトから来週発売予定。ポルトガル年間ゲーム賞からは、恒例の授賞したゲームをあしらった美しいトロフィーを授与される。
ノミネートには日本のアナログランチボックスから発売された『飛行船都市』、日本語版がある『アンダーウォーターシティーズ』『テオティワカン:シティオブゴッズ』が入っている。いずれもたっぷり遊びごたえのある作品ばかりだ。
【ポルトガル年間ゲーム大賞2019】
大賞:ルート(Root / C.ウェールレ / レダーゲームズ)
ノミネート:飛行船都市、ブラックアント香港、アンダーウォーターシティーズ、テオティワカン:シティオブゴッズ