イラストからイラストを当てる『オブスクリオ』他言語版、9月下旬発売
ホビージャパンは9月下旬、『オブスクリオ(Obscurio)』の日本語を含む他言語版を発売する。ゲームデザイン・ゲームデザイン:ラテリエ、イラスト・X.コレット&M81スタジオ、2~8人用、10歳以上、40分、6000円(税別)。
『ディクシット』『ミステリウム』の発売元リベルー(フランス)の今夏の新作は、魔法の図書館を舞台にした協力型連想ゲームだ。「魔法の書(グリモワール)」役のプレイヤーがイラストでヒントを出し、「魔法使い」役のプレイヤーたちはカードを選び、図書館から脱出することを目指す。ところがプレイヤーの中には「裏切り者」役のプレイヤーが紛れ込んでいて……。
毎ラウンド、皆が目を閉じている間に、魔法の書役のプレイヤーが今回の正解となるカードを1枚引いて自分だけ内容を確認する。そしてもう2枚カードを引いて魔法の書に置き、正解を導けるようイラストのどこかににマーカーを置いてヒントにする。魔法の書役のプレイヤーがしゃべることは一切許されない。
さらに5枚のカードを引いて正解となるカードと混ぜ、ランダムに場を並べたら魔法使いたちの出番だ。場に並んだカードから、砂時計が落ちるまでに議論して、正解はどれかを当てる。1人でも当てられれば次の部屋へと進める。
ラウンドごとにさまざまなトラップが出現し、裏切り者が紛らわしいカードを紛れ込ませたり、イラストが見にくくなるフィルターがかけられたりする。間違うたびにトークンがなくなっていき、一定数なくなったら裏切り者の単独勝利。その前に、規定の部屋数を脱出できれば「魔法の書」「魔法使い」プレイヤーチームの成功となる。
途中で裏切り者が分かったら告発することもでき、成功すれば脱落させてゲームを続行できる。裏切り者としては、あからさまな妨害ができないようになっていて悩ましいことになるだろう。
内容物:胡蝶マーカー2枚、幻影カード84枚、書台1枚、裏面にタイムトラックのある折りたたみ式カードホルダー1つ、ゲームボード1枚、忠誠カード7枚(仲間×6、裏切者×1枚)、キャラクターチップ7枚、キャラクターカード7枚、プラスチック製のシート4枚、前進マーカー1つ、砂時計1つ(約60秒) 、袋1つ、罠トークン14枚、結束トークン30枚、消えゆく部屋タイル1枚 他
一気にたくさん絵を合わせられるかな?『サニーデイ』日本語版、9月6日発売
ピチカートデザインは9月6日、『サニーデイ(Sunny Day)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・M.パラウ、イラスト・M.デスプランシェ、A.イム、2~4人用、6歳以上、20~30分、2500円(税別)。
オリジナルはハッピーバオバブ(韓国)が2017年に発売したもの。作者は『スピード・スピログラム』を手掛けたスペイン人デザイナーである。4辺にイラストが描かれたタイルを合わせて、アイスバー、太陽、雲、パラソル、クローバー、風車を作る。
中央の場には予めタイルが並べられており、手持ちのタイルを場に出して、絵を完成させることで獲得できる。獲得したタイルは自分の前に並べて、ここで絵を完成させることで得点になる。
中央の場にタイルを置いて複数の絵が完成できると、そのタイルを全て獲得できる。またアイスバーと太陽の絵を完成させるとボーナスになる。シンプルなルールが生み出すパズル要素は、ポップな絵柄もあいまって、子どもから大人まで幅広く楽しめるだろう。
内容物:タイル56枚、ボーナストークン 0ポイント 5枚、1ポイント 11枚、2ポイント 7枚、日本語ルール 1部