競りでカードを獲得『ロストシティ:ライバルズ』日本語版、10月31日発売
グループSNEは10月31日、競りと探険のカードゲーム『ロストシティ:ライバルズ(Lost Cities: Unter Rivalen)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.クニツィア、イラスト・S.シャボー、2~4人用、10歳以上、30分、2500円(税別)。
1999年に発売され、2人用ゲームの定番となっている『ロストシティ』を、4人で遊べるようにした作品。オリジナルはコスモス社(ドイツ)から2018年に発売された。カードを昇順に並べ、海底都市や山上寺院といった謎に包まれた秘境を奥に進むというシステムに、このゲームでは競りの要素を加えた。
手番には場にカードを加えるか、競りを始める。競りが始まったら手持ちのコインでビッドを行い、競り落としたプレイヤーが場から好きなカードを取って自分の前に置き、場から1枚を除外する。
カードは4つの山札に分けられており、1つの山札がなくなるたびに、競りで支払われたコインが全員に同じ数だけ分配される。こうして4つ目の山札がなくなったらゲームは終了となり、並べたカードの枚数と、2倍、3倍にする賭けカードで得点を計算して、合計の最も多いプレイヤーが勝利する。
コインの再分配を見計らい、お互い欲しいカードを読んで、どこまで競り上げるか? 駆け引きの要素がより強まったインタラクティブな『ロストシティ』だ。
ロストシティ:ライバルズ(R.クニツィア, KOSMOS, 2018)
『ラー』のように場にカードをめくっていって好きなタイミングでオークション開始。競り落とした人は場から好きなだけ取って『ロストシティ』のルールで色別・昇順に並べる。途中途中でお金が再分配されるので安心してビッドできる。しびれた pic.twitter.com/8Il0AjjYVt— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) April 4, 2022
動物の力で縦横無尽にタイル集め『ブムントゥ ~アフリカの夜明け~』日本語版、11月14日発売
アークライトは11月14日、『ブムントゥ ~アフリカの夜明け~(Bumúntú)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・T.ブランク、イラスト・M.パーラ、2~5人用、8歳以上、30分、4800円(税別)。
オリジナルはウィズキッズ社(アメリカ)から今春発売された。コンゴの部族長となり、動物たちの導きにしたがって旅をするタイル集めゲーム。アフリカの民間伝承では、さまざまな動物を、人間に善き行いやモラルといった知恵を授ける「賢きもの」であるという。ジャングルに分け入り、各動物の力を借りることで、それぞれに応じた動きでジャングルを移動し、ほしいタイルを集めていく。
10種類ある動物タイルから、毎ゲーム8種類各8枚を選び、ボード上にランダムに並べてスタート。ここはジャングルを表し、各プレイヤーは周辺から移動を開始する。
手番には今乗っているタイルの動物に応じた移動を行ってそのタイルを取るか、1マス移動して別のタイルに行くかの2択。キリンなら好きな方向に3マス、シマウマなら前後左右一直線に好きなだけ、フラミンゴなら別のフラミンゴタイルまでというように、動物によって移動先はさまざま。
各動物ごとに2枚、色付きのタイルがあり、そのタイルが全部取られたらゲーム終了で得点計算を行う。得点は動物ごとに異なり、一番多く集めたプレイヤーと二番目に多く集めたプレイヤーに得点が入るもの、1枚あたり得点が入るもの、タイルのシンボルマークによって入るボーナスなどがあり、総合得点を競う。
ボード上からタイルがなくなってくる後半に向けて、次にどう動くのかをよく考え、タイルを確実に集めて、部族に繁栄をもたらそう。
内容物:ゲーム盤 1枚、動物タイル 80枚、族長コマ 5枚、記録ボード 1枚、勢力マーカー 10枚、食料トークン 32個、スクリーン 5枚、プレイヤーディスク 5枚、ルール説明書 1冊