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メガシビをリメイク『文明の曙:西方帝国』、2月下旬発売

ホビージャパンは2月下旬、文明発展ゲーム『文明の曙:西方帝国(Western Empires)』を日本語訳つき英語版で発売する。ゲームデザイン・f.デ・ハーン&g.デ・ハーン&f.トレシャム、イラスト・f.フォーヴィンケル、5~9人用、12歳以上、360~780分、20000円(税別)。
999ゲームズ(オランダ)から今年発売された作品。超重量級ゲームとして話題となった「メガシビ」こと『大いなる文明の曙(MegaCivilization)』を、基本となるルールやシステムは変更を加えることなく細部を再デベロップし、コンポーネントにも改良を加え、東西に分割することでプレイしやすいサイズにまとめた。
紀元前8000年間から0年がの地球が舞台。石器時代から青銅器時代を経て鉄器時代に至るまで自分の文明を発展させる。戦争の要素はあるが、メインテーマは歴史、文化、交易、発展、災害であり、自分の文明の芸術・科学・宗教・社会を発展させることが目的となる。
自分の民族を表すたった1つの人口トークンからゲームを開始し、人口トークンを増加させ、都市を建設し交易品カードを入手する。都市が多くなるにつれ交易品は価値も数も増すが、中には災害が紛れており、交易品カードを同時に、制限時間内でお互いに交換し、交易終了後に手札に残った災害がプレイヤーを襲う。
災害を解決したら、手に入れた交易品を支払うことで《航海術》や《農業》や《多神教》などさまざまな文明を獲得。文明は5つの分野に分類され、51種類のカードがある。これに沿って世界の七不思議を建設したり、自文明の領域を広げてたり、文化的な優位を獲得したりしていく。
他文明とのお互い利益を得るために協調性しつつ、ときには交渉や戦争で領土を拡大し、自分の民族を自然災害や敵や蛮族から守り、時の試練に打ち勝ったプレイヤーが最終的に勝者となる。
プレイ時間は最大12時間に及ぶがが、ゲームの基本システムはシンプルで習得しやすく、また、将来発売される予定の『文明の曙:東方帝国』と組み合わせることで、最大18人まで遊べる巨大なゲームとなる予定だ。

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ローゼンベルクの2人用レースゲーム『ロクスレイのロビン』日本語版、12月中旬発売

RobinLoxleyJ.jpgホビージャパンは12月中旬、セットコレクション&レースゲーム『ロクスレイのロビン(Robin von Locksley)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・U.ローゼンベルク、イラスト・M.ガット、2人用、10歳以上、30~45分、3800円(税別)。
今年のウィルムゴールド社(ドイツ)のデビュー作として発売された作品。デザイナーにはローゼンベルクを起用し、ロビンフッドの真実をテーマにしたレースゲームとなった。ノルマン人から略奪品を奪還し、十字軍から帰国途中に囚われの身となった獅子心王ことイングランド王・リチャードを救出することを目指す。
テーブルには略奪品タイルが5×5枚並べられ、プレイヤーはチェスのナイトの動き(桂馬飛び)でコマを移動させてタイルを集める。集めたタイルは、周辺に並んだ課題タイルの指示にしたがってセットで支払うことにより、競争トラックを進むことができる。ローゼンベルクが昨年発表した『レイクホルト』のシステムが用いられている。こうして次々と課題を達成し、先に2周したプレイヤーが勝者となる。
どうしても達成できない課題は、略奪品を売却して得た金貨を支払ってスキップすることも可能。しかし課題の中には相手プレイヤーと略奪品やお金を比べるものもあり、セットコレクションだけでなく相手との駆け引きも生まれる。略奪品タイルの補充はランダムなのでどのタイルが取れるかは運の要素もあるが、相手の動向を見た適切な計画が楽しめるライト~ミドル級のゲームだ。
内容物 略奪品タイル60枚、名声タイル24枚、ロビン駒2個、吟遊詩人駒2個、ルールブック1冊
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