Posted in 国産新作ゲーム

ゆるゲーを散歩のお供に『ドロッセルマイヤーさんのさんぽ神』5月中旬発売

sanposhin.jpgドロッセルマイヤーズは5月中旬、『ドロッセルマイヤーさんのさんぽ神』を発売する。ゲームデザイン・渡辺範明、イラスト・U井、アドバイザー・サンポー編集部、プレイ人数・対象年齢・時間自由、800円(税込)。5月1日から200個限定で先行予約受付開始。
『法廷気分』『なぞなぞ気分』『ナンバーワンダフル』に続く同社の「ゆるゲー」シリーズ第4弾。『なぞなぞ気分』と同様、豆本型のゲームで、ペラペラめくるだけでさまざまな「さんぽ神のお告げ」が1936種類生成される。
「北へ向かって歩いて」「かっこいい漢字を探そう」、「適当に30分歩いて」「美しい写真を撮ろう」、「友達にオススメされた場所で」「普段は聴かない音楽を聴こう」、「「新」がつく地名のところで」「顔に見えるものを探して人柄を想像しよう」というように、行き先とすることが指示されるので、それに従って実際に街を散歩する。ジモトぶらぶら散歩マガジン『サンポー』編集部がアドバイザーとして参加し、たくさんのアイデアが盛り込まれた。
勝敗や成功失敗はなく、意外な面白さがあるかも?というだけの「ゆるゲー」。1人でも家族でも遊べ、自粛生活の気分転換、ストレス・運動不足解消をサポートする。
もともとは夏休み頃の発売を予定していたが、コロナ危機で発売を早めた。店舗などの室内に入ったり、公共交通機関を利用するような「お告げ」はページを分け、三密を避けて比較的安全に遊ぶことができる。渡辺氏は「散歩ルートを分散する効果もあるのではないか」という。
ドロッセルマイヤーズ:ドロッセルマイヤーさんのさんぽ神

Posted in ウェブ

Kickstarterでメイドインジャパン特集、6月開催

クラウドファンディング大手のKickstarterで6月、日本のクリエイターによるボードゲームやカードゲームのプロジェクトを集中的に取り上げる。
日本人ゲームデザイナーが自身の作品を海外に売り込む流れはゲームマーケットからエッセン・シュピール出展を経て海外出版社とライセンス契約を結ぶというものだが、出展コストが高く、特に新人デザイナーにはハードルとリスクが高い。そうでなくても海外の愛好者コミュニティとつながり、自身の作品を紹介することが可能な今の時代、手軽につながれる場所としてKickstarterがある。
現在、ゲームマーケットでたくさんの創作ゲームが発表されているが、そのほとんどは少部数製作であり、海外どころか国内でもほとんど知られないままとなっているものが多い。ゲームマーケットの拡大に伴い、この未知の日本ゲームに世界の愛好者は熱い視線を注いでいる。
今回のキャンペーンの対象となるのは今年6月1日から30日までに「テーブルトップゲーム」で立ち上げられたプロジェクト。プロジェクトタイトルまたはサブタイトルに”Made in Japan”を含めるとSNS・ニュースレター・ウェブサイトで取り上げられる。また、プロジェクト完了後は、ゲームマーケット2020秋のKickstarterブースにて試遊デモや販売を行うこともできるようになる予定。
発表する作品は未発表かどうかを問わないが、出資者は世界中に広がっているため、英語ルールがあり、プロジェクトページも英語で記載されていることが望ましい。ゲーム内容だけでなく、紹介ページの出来もプロジェクトの成否を分ける。プロジェクト立ち上げまでの準備は下記のリンクに詳しく書かれている。特に下記に埋め込んだYoutube動画は、スタッフが懇切丁寧に解説しておりたくさんの知識が得られる。
手間はかかるが、ゲームマーケットが2回連続で中止になっている現在、渾身の自信作を世界に売り込むチャンスともいえるだろう。
Kickstarterのテーブルトップ部門は昨年、4044プロジェクト中2712プロジェクト(67%)が目標を達成し、総額1億7600万ドル(194億円)が集まっている。製作者にとっても愛好者にとっても、ボードゲームの一大プラットフォームといえる。過去にKickstarterで成功した主な日本のボードゲームは以下の通り。

  • IKI-江戸職人物語(imagine GAMES、目標2.7万ドルに対し7.8万ドル)
  • デカスレイヤー(アークライト、目標150万円に対し485万円)
  • ストーンヘンジと太陽(itten、目標220万円に対し246万円)
  • 老師敬服(ホビージャパン、目標100万円に対し220万円)
  • The Majority(操られ人形館、目標1万ドルに対し1.1万ドル)
  • 目我天(Logygames、目標1千ドルに対し2千ドル)

Kickstarter:Made in Japan: テーブルゲーム