Posted in 日本語版リリース

微妙な目盛りを当てよう『ウェーブレングス』日本語版、10月下旬発売

wavelengthJ.jpgホビージャパンは10月下旬、チーム戦のコミュニケーションゲーム『ウェーブレングス(Wavelength)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・W.ヴァルシュ&A.ハーグ&J.ヴィッカーズ、アートワーク・アートワーク・N.N.フヴァス&S.ハンニバル、2~12人用、14歳以上、30~45分、4500円(税別)。
『ザ・マインド』のヴァルシュらがデザインし、パルムコート(アメリカ)から昨年発売された。ドイツ語版は「パーフェクトマッチ(Perfect Match)」というタイトルでシュミット社から出ている。「波長」という意味のタイトルで、チームに分かれて、波長デバイス上の隠された目盛の位置を、ヒントを言って自チームのメンバーに当てさせる。
2つのチームに分かれ、チームの1人がサイキックとなり、スクリーンの後に隠れたターゲットの位置を、チームメイトに当てさせることを目指す。
現在のラウンドの波長カードに表示されている、2つの相反するコンセプト(「熱い:冷たい」)について、その位置にふさわしい度合いの言葉(「溶岩」「熱湯」「焼き芋」「体温」「氷」「ドライアイス」)をヒントとしてチームメイトに言う。チームメイトはターゲットがどこにあるかを予想し、的中すれば得点。また、その間に相手チームも推測して、的中すると得点でき、先に10点を獲得したチームが勝利となる。
ルールは直感的で、会話をし、共に考え喜び合う、スリリングなコミュニケーションゲーム。正解した時には、不可能な魔法を力を合わせて実現したような達成感が得られる。またワードゲームとしても、決定が緊張を与え、戦略的で、その意味の奥深さが楽しめる。箱にデバイスをセットするコンポーネントも見ものだ。
内容物:デバイス1台、推測トークン、得点トークン、波長カード126枚(基本カード84枚、ボーナスカード42枚)、ゲームのルール
wavelengthJ2.jpg
(写真は英語版)

Posted in レポート

第5回東北ボードゲームフリーマーケットを終えて

長引いた残暑からようやく涼しくなった20日の日曜日、山形県長井市で第5回東北ボードゲームフリーマーケットが開催された。500タイトルが出品され、うち300タイトルが来場者のべ110名の手に渡った。
tohokuflm5.jpg
今回はコロナ禍で親イベントの「ぼくらの文楽」が中止となり、単独開催となった。しかも参加者は東北6県と新潟在住者限定である。そのため来客数(延べ)は6割減となったが、売上点数では17%減、売上金額では8%減にとどまった。開場直前の待機列は50名ほどと昨年と変わらず、フリマが主目的の熱心な愛好者がたくさん購入して下さったことがうかがえる。
システムは第1回から変わらず、出品ラベル制をとっている。出品物貼付用ラベルに出品者名、状態、和訳の有無、希望販売価格などの項目を記入してプリントアウトし、出品物1つ1つにメンディングテープで貼付。出口付近にレジを設置し、出品物に貼付されたラベルをはがして一括で支払う。終了後にレジで集めたラベルをもとに出品者別に売上金額から手数料(売り上げ1個につき50円)を渡す。
今回は混雑を避けるため、出品物リストを五十音順で公開し、当日も五十音順に陳列した。お目当てのゲームを予めチェックしておいて、それぞれのところでピックアップしていけば、滞在時間を短縮できる。
このシステムが奏功したのか、開始1時間も経たないうちに半数以上がなくなり、お客さんもまばらになった。落ち着いた頃に値引きをするというアナウンスをしていたものの、価格はもとより安価であり、数百円のために粘るお客さんは少なかったようだ。
今回は親イベントがなかったため、広い体育館が使用でき、体育館前に駐車することもできた。ダンボール箱や紙袋を用意したが、駐車場がすぐなのと、天気が良かったので5~6箱ぐらい重ねてそのまま運んでいく方が多かった。
コロナ禍でなければ親イベントで屋台やボードゲームの試遊もあっただろうが、今回は参加者の交流ができなかったのが残念である。それでも開催できたこと自体を喜び、来年は元通りに開催できることを祈りたい。
ゴクラクテン:第5回東北ボードゲームフリーマーケットに行ってきました

“第5回東北ボードゲームフリーマーケットを終えて” 続きを読む