自宅ゲーム会でクラスター感染! 対策はしっかりと
ボードゲームはどうしても三密になりやすい。特に冬の季節は室内を温めているため換気が頻繁にできず(密閉)、複数人が集まらないと遊べないものであり(密集)、そしてテーブルを囲んで近い距離に座る(密接)。そんな中、北海道でトランプ遊びでクラスター感染が発生した。住宅内でのクラスター発生は道内で初めてだという。
友人同士のトランプ遊びで「3密」か 北海道の民家で集団感染 (産経新聞)
記事によると7人が集まり、長時間にわたってトランプなどを楽しみながら菓子類を食べていて、マスクを着用せず、定期的な換気も行っていなかった。7人中5人が陽性。
記事では「トランプ遊び」となっているが、ボードゲームでも状況は変わらないので、全国のどこでいつ起こってもおかしくない。もしかすると、しっかり感染対策をしているボードゲームカフェよりも油断してしまう分、リスクが高いかもしれない。
ボードゲームカフェでは、発熱時・濃厚接触時の入店不可、入店時の手指消毒、マスク着用、テーブル数の制限、定期的な換気、飲食の制限、圏外・新規の参加制限、相席の禁止、連絡先の記入、キャッシュレス支払いまたはトレイの使用などの対策といった感染対策が施されている(ボードゲームカフェ、営業再開と課題 )。自宅で行うゲーム会もここから見習っておいたほうが良さそうだ。
- 新規参加者・体調が悪い人は参加させない
- 参加者を4人程度に制限
- 玄関で手指消毒
- マスクの常時着用
- できるだけ広い部屋、広いテーブルで人と人との距離をとる
- 1時間に1回、5分の換気(寒さ対策で廊下側のドアを開けるなど間接換気)
- ゲーム中もゲーム後も飲食はしない(持ち帰り弁当など)
- 水分や糖分の補給にはマスクをしたまま飲めるinゼリーなどを用意
- トイレなど手洗い場にはペーパータオルを設置
これから年末年始で、久しぶりに会う人とボードゲームをしたい人もいると思うが、全国的に感染が拡大している最中でもあるので、十分に気をつけてほしい。
異種格闘ゲーム『アンマッチド:バトル・オブ・レジェンド Vol.1』12月下旬発売
ホビージャパンは12月下旬、『アンマッチド:バトル・オブ・レジェンド Vol.1(Unmatched: Battle of Legends, Volume One)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:ロブ・ダヴィオー、イラスト・O.バーレット、2~4人用、9歳以上、30分、4500円(税別)。
レストレーションゲームズ(アメリカ)が2019年にリリースし、シリーズ化されている作品。通常会うことのようなキャラクターが英雄独自のカードデッキと特殊能力を駆使して戦う。
アーサー王、シンドバッド、アリス、メデューサの4人の戦士がフィギュア付きで入っており、固有のカードデッキで戦う。盤上を移動し、カードをプレイして他プレイヤーに攻撃、相手もカードで防御する。スピーディーな展開だが、カードの効果やタイミングがプレイヤーごとに異なり、手札の状況や使用されたカード、位置取り、相手の能力などにより、選択を慎重に行わなくてはならない。
攻撃できる範囲はライン・オブ・サイト(視界)で制限されているが、カードによってエリア効果やレンジ攻撃ができる。さらにゲームボードの面を変えることによっても戦略が変わる。英語版はすでに7タイトルが発売されており、多種多様なキャラクターやサイドキックを追加することもできる。
内容物:英雄ミニチュア 4個、相棒トークン 6個、ヒットポイントカウンター 7個、カード 124枚、両面ゲームボード 1枚、サイズトークン 1個、ルール 1部
(写真は英語版)