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ゲームマーケット2021春:一次出展受付12月15日まで

ゲームマーケットロゴゲームマーケット事務局は9日から、ゲームマーケット2021春(2021年4月10、11日(土日)東京ビッグサイト西展示棟1,2ホール)の出展募集を開始した。一次受付は12月15日まで。定数を上回った場合は抽選、下回った場合は二次募集となる。

2回の中止を経て先月ようやく開催されたゲームマーケット2020秋に続く、ウィズコロナ下でのゲームマーケット。出展形式は一般とエリアの2種類で、出展料はそれぞれ14,080円/1日、111,760円/2日から(税込)。

1日目と2日目の来場者数に開きがあったことから、事務局では日曜日のみの開催を検討。出展者アンケートではわずかに2日開催希望がやや多く、また1日開催にすると落選者が出る恐れもあったため、結局2日開催となった。格差を是正するため、2日目の1日出展料が2割引、午前からの入場料が1000円引きとなっている。

そのほか2020秋からの変更点として、参加者の入場時間はずらすものの午前午後の総入れ替え制をなくし、最大7時間、会場に滞在できるようになった。これにより会場内で気になったゲームを試遊する余裕も生まれそうだ。1日目、2日目ともにそれぞれ合計8000枚のチケットが販売される。

出展できるものは、アナログゲームに関するものであれば創作、中古、輸入、関連グッズ、書籍など自由だが、R18作品の展示・試遊・販売はできない。詳しくは下記リンクを参照のこと。申込は、ゲームマーケット公式サイトから出展申込フォームに記入して送付する。〆切後、事務局から通知があるので、返信に従って出展料を支払う。このほかに、カタログ原稿を期日まで送らなければならない。

毎回、〆切を過ぎてから、「申し込みを忘れていた」というツイートが見られるため、事務局では特に新規で出展を検討している方に周知を呼びかけている。

ゲームマーケット2021春:出展申し込み

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フィルシーリッチ(Filthy Rich)

看板の目が出たら超ラッキー!

カードバインダーに看板カードを差し込んで、踏まれたときに入る収入で贅沢品を買い集めるゲーム。『マジック:ザ・ギャザリング』のガーフィールドの20年以上前の作品である。貧富の浮き沈みが激しい。

手番にはお金を支払って看板をカードバインダーに入れることができる。看板は1枚のものから、縦横2枚など形状がさまざまで、大きければ大きいほど踏んでもらいやすくなる。また、看板はそれぞれビジネスを表しており、特殊効果もある。

その後で10面ダイスを振って、自分の看板の位置が出れば収入が入ってくる。この収入が貯まったら、贅沢品を購入して、先に3つ購入した人が勝つ。

バインダーにページがあって、ダイスで次のページになると看板が上書きされてしまう。透明バインダーなので、上書きされるまでは下の看板で収入を得ることはできるが、上書きされると収入がなくなってしまう。しかし上になる方のページは収入が上がる分、めったに出てこないので、堅実に下の方のページで稼いだほうがよいこともある。

10面ダイスで0が出ると、所持している看板や贅沢品から税金を収めなくてはならない。お金が足りなければ看板を撤去しなければならなくなる。トップの独走を防ぐ仕組みだと思うが、序盤に連続するとゲームが停滞してしまう。このあたりが20年前のデザインだと感じる。税金の目が出ない間に一気に稼がなければならない。

バランスの取り方は今風ではないが、バインダーを使ったメカニクスは今でも斬新でワクワクさせる。

Filthy Rich
ゲームデザイン・R.ガーフィールド/イラスト・C.ラッシュ
ウィザーズ・オブ・ザ・コースト(1998年)
2~5人用/14歳以上/60分