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オランダゲーム賞2020に『ポイントサラダ』『ザ・クルー』『西フランク王国の建築家』

オランダゲーム賞(Nederlandse Spellenprijs)の選考委員会は7日、中止となったボードゲームイベント「スペレン・スペクタクル」に代わってオンラインにて今年の大賞作品を発表した。ノミネート作品3部門各3タイトルから、ファミリー部門は『ポイントサラダ』、経験者部門は『ザ・クルー』、エキスパート部門は『西フランク王国の建築家』が選ばれた。
ボードゲームショップ店長、ボードゲームジャーナリスト、ボードゲーム関連団体のメンバーなど10名によって選ばれる賞。2014年から2部門、今年から3部門に分けて大賞を発表している。昨年のファミリー部門は『Welcome to…』、エキスパート部門は『レイダーズ・オブ・ザ・ノースシー』が選ばれている。対象は過去1年間にオランダでリリースされた新作であるため、オランダ国外で発売されたものは1年遅れでの受賞になることが多い。
『ポイントサラダ』はさまざまな得点方法が書かれた目標カードに沿って野菜を集めるアメリカのカードゲーム。『ザ・クルー』はドイツ年間エキスパートゲーム大賞、ドイツゲーム賞、アラカルトカードゲーム賞を受賞したドイツの協力トリックテイキングゲーム。『西フランク王国の建築家』はニュージーランドのワーカープレイスメントゲームで、大聖堂とさまざまな建物を建築する。ノミネート作品も含めて、9タイトル全て日本語版が発売されている。
このほか、オランダゲーム賞の設立者でボードゲームのニュースやレビューを発信してきたE.ブローエンス氏に特別賞が授与された。
【オランダゲーム賞2020 受賞作品】
ファミリー部門賞:ポイントサラダ(Point Salad)
ノミネート:エルドラドを探して(De Zoektocht naar El Dorado)、メナラ(Menara)
経験者部門賞:ザ・クルー(De Crew)
ノミネート:ティーフェンタールの酒場(De Taveernen van de Oude Stad)、タイニータウン(Tiny Towns)
エキスパート部門賞:西フランク王国の建築家(Architecten van het Westelijk Koninkrijk)
ノミネート:エマラの王冠(Crown of Emara)、テオティワカン:シティオブゴッズ(Teotihuacan)
Nederlandse Spellenprijs:Winnaars Nederlandse Spellenprijs 2020

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手のひら伝言ゲーム『パームリーダー』日本語版、11月6日発売

ピチカートデザインは11月6日、『パームリーダー(Palm Reader)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・A.セドタル&J.ビットナー、4~10人用、6歳以上、15分、2000円(税別)。
オリジナルは『マジックメイズ』のシットダウン!(ベルギー)から2019年に発売された作品。デザイナーはアメリカ人。相手の手のひらにお題のマークをなぞって、できるだけ途切れないように同じマークを回答できるようにする協力コミュニケーションゲームだ。
スタートプレイヤーは、お題カードと専用の箱の中で振ったダイスを確認。その後左どなりのプレイヤーの手のひらにお題のマークをなぞり書きしていく。
一周したら、スタートプレイヤーはもう一度だけチャレンジを行うことができ、その後でお題のカードを提示し、正解だと思う番号を一斉に回答し、スタートプレイヤーから数えて時計回りで正解した人の数だけ得点。これを10ラウンド行い、合計点で成績を出す。
紛らわしいお題を手のひらの感触だけで読み取るには集中力が問われる。さらに手と手のふれあいもあってドキドキするゲームだ。
内容物:お題カード 108枚、サイコロ 1個、秘密の箱 1個、スコアシート 1冊、日本語説明書 1部