カテゴリー: 新作プレビュー
荒野の1ドルペンギン(A Fistful of Penguins)
損得計算はシビア 動物サイコロを振ってお金を稼ぐゲーム。『ラストコール』など、コンポーネントの美しいワッツァルポーグ(アメリカ)が2011年のエッセン国際ゲーム祭で発売した。ブースでは製造が間に合わず144個しか発売されなかったため、初日で完売してしまった。 このゲームも、動物の目が描かれたダイスと…
アグリコラヴァ(Agricolava)
エッセン国際ゲーム祭では、ルックアウトゲームズが「アグリコラヴァ」というビールを販促品としてもってきていた。ドイツゲーム賞の受賞記念に作った「アグリコーラ」第2弾である。 ラヴァ(溶岩)ビールはオーストリア産(http://www.lavabraeu.at/)。2002年から少量限定で生産されている…
シディ・ババ(Sidi Baba)
アナログな3Dダンジョン 盗賊の洞窟に忍び込んで、親玉のしかけたトラップをかわし宝を持ち帰る協力ゲーム。1人が盗賊の親玉となり、残り全員と対決する。 プレイヤーの側から今見えている光景を、盗賊の親玉はみんなの前に置く。洞窟はウィザードリィのような3Dダンジョンになっており、進んだり方向を変えたりする…
ピクトマニア(Pictomania)
紛らわしいお題を描き分ける リストの中から指定された絵を書いて、ほかの人に当ててもらうお絵描きゲーム。『スルー・ザ・エイジ』『ギャラクシートラッカー』のデザイナーが手がけたパーティーゲームである。時間をかけないで伝わる絵を描く画力が求められる。 全員に見えるように6枚のお題カードが並べられる。写真は…
パニックステーション(Panic Station)
人知れず寄生するエイリアンの恐怖 寄生エイリアンが蔓延する宇宙船内で、エイリアンの巣を焼却することを目指す協力ゲーム。エイリアンに寄生された裏切り者が次々と増えていくが、誰が裏切り者なのか分からない恐怖を味わう。 各自、自分のキャラクターとアンドロイドを1体ずつもってスタート。手番には体力に応じたア…
東フリースの羊追い(Ostfriesisches Schafe-Schubsen)
進まなくてもダメ、進みすぎてもダメ ドイツのボードゲームサイトH@LL9000が、公開10周年を記念してエッセン国際ゲーム祭に出展した作品。500部限定で製作された。現地で買って現地でプレイ。 手札のカードは0〜9の10枚。ここから3枚まで選んで、最大3桁の数字を作り一斉に公開。この数字だけ自分の羊…
『Dr.シャーク』多言語版、11月下旬発売
ホビージャパンは11月下旬、指先の触感で手がかりを探すユニークなボードゲーム『Dr.シャーク(Dr.Shark)』多言語版を発売する。2〜6人用、10歳以上、45分、5,880円。 フランス人のデザイナーコンビ、A.ボザ(『世界の七不思議』)とB.カタラ(『キャメロットを覆う影』)による作品。『モウ…
シュピール’11:スカウトアクション
シュピールでは毎年、現地で新作の人気投票が行われている。主催はドイツのボードゲーム専門誌『フェアプレイ』。「スカウトアクション(Scoutaktion)」と題されたこの投票は、重複投票を避けるため記名式で、1〜5の5段階で評価する(1が最高)。結果は以下の通り。 昨年『トロワ』で初登場したパールゲー…
第6回カルカソンヌ世界選手権、日本人準優勝
(取材・撮影:正田謙) ドミニオン世界大会の翌日、同じ会場にて第6回カルカソンヌ世界選手権が開催され、日本代表の小向真之介氏が準優勝を獲得した。 22カ国の代表と、前回まで3年連続優勝のR.クエルフェルト氏が参戦。2人プレイで予選6ラウンドと準決勝・決勝が行われた。日本ではメビウスゲームズが全国大会…
シュピール’11:帰国
日曜日の最終日は朝の出発だったのでシュピール最終日はお休み。電車30分でデュッセルドルフ空港、1時間半でパリ・シャルルドゴール空港、11時間で成田空港へ。 今回のシュピールを振り返って、3点を挙げておきたい。 1.新作落ちと品薄 発売が間に合わなかったり、品薄で売り切れてしまったりする作品が目立った…