カテゴリー: あ行
大いなる狂気の書(The Big Book of Madness)
次の呪いはオレに任せろ! 古代の魔導書から開放されてしまったモンスターを、魔法学院の生徒たちが協力して封印していくゲーム。メインはデッキ構築で、各自のデッキの特性を活かした攻略が勝敗を分ける。 デッキに入るカードは4つの元素だけで、プレイヤーによって構成が異なる。自分の番には手札から元素カードを出し…
アンユージュアル・サスペクツ(Unusual Suspects)
単なる印象ではない何か 12人の容疑者の中から、1人の犯人を絞り込んでいくイタリアの協力ゲーム。しかしそのための質問は普通ではないものばかりで、推理というよりは感覚に訴えるコミュニケーションゲームである。 12枚の容疑者カードが並べられ、目撃者役のプレイヤーに、そのうち誰が犯人かがカードで指示される…
ゴールドエクスペリエンス~黄金体験~(Gold Experience)
シモネタ・・・じゃないよね? みんなが話しているのはどんな「黄金体験」か、質問を通して推理するコミュニケーションゲーム。ゲームマーケット2016神戸でリトルフューチャーが発売した。想像がついついあらぬ方向に進んでいってしまう(そう誘導することもできる)ゲームである。 エクスペリエンスカードを引き、回…
アニュビスの仮面(Anyubis’s Mask)
見たままを伝えることの難しさ 3Dの映像を元にピラミッドの迷路を構成する協力ゲーム。スマートフォンのアプリを使うデジタル・アナログ融合型の作品だ。『アラビアの壺』『ダッタカモ文明の謎』と立体コンポーネントの作品で注目されてきたギフトテンインダストリからゲームマーケット2015秋に試作品が発表され、2…
曖昧フェイバリットシングス(Eye My Favorite Things)
まさかの1位は・・・ ほかの人の好きなものを予想して強弱を競うコミュニケーション&カードゲーム。ゲームマーケット2015秋で初出展のするめデイズが発表した3タイトルのひとつ。よく知っている人の知らない一面を垣間見ることができる。 「好きな食べ物」「好きなゲーム」など、各自となりの人に聞いてみたいテー…
アルルの丘(Arler Erde)
北ドイツの開拓ロマン 『アグリコラ』の作者U.ローゼンベルクの2人用ゲーム。舞台はローゼンベルクの父の故郷であるアルル(アルレ)という村で、システムは『アグリコラ』と同じワーカープレイスメント。最大の特色は2人専用ゲームというところだ。ドイツ年間エキスパートゲーム大賞推薦、ドイツゲーム賞5位。 アル…
横暴編集長(Tyrannical Editor)
読んでみたい作品たち 上下2つに分かれたカードを組み合わせて面白い文学作品を作るゲーム。ゲームマーケット2015春で発表され、じわじわと人気が広がっている。記事にもある通り、出来上がった作品がSNSで拡散されるところが、昨年のヒット作『枯山水』と共通している。これまでに900セットを販売し、増産して…
エイジオブサモナー~大召喚時代~(Age of Summoners)
魔力を貯めて召喚合戦 ケルベロス、キメラ、スフィンクス、スケルトンといった精霊を召喚して、その能力を組み合わせ得点を稼ぐカードゲーム。これはこれで定評のある「真面目」な方の北条投了氏の作品で、ゲームマーケット2015秋で発売された。1枚のカードが、3通りに用いられる仕組みが面白い。 手番には手札を1…
オロンゴ(Orongo)
道を切られてモアイ建たず イースター島で資源を集め、モアイ像を建設するゲーム。R.クニツィアの作品で、競りあり、陣取りありの、ドイツゲームの王道的な作品である。ルール説明も、プレイ時間も短め。 ゲームの中心となるのは入札で、貝のコマを握って一斉に公開する。一番多く握った人は3つの地形を獲得、二番目は…
オルレアン:侵略(Orléans: Invasion)
絶望の中に一筋の光明 今年のドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされた作品の拡張セット。6つのシナリオが入っているが、その中で最注目なのがこの協力ゲームシナリオである。作者は『村の人生』のブラント夫妻。 オルレアンの街に侵略者が迫っている。侵略者に備えて、防備を固めなければならない。塔を作っ…