オペラ座の事件を推理『クロノロジック:パリ1920』日本語版、7月27日発売
テンデイズゲームズは7月27日、『クロノロジック:パリ1920(Kronologic: Paris 1920)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:F.グリデル&Y.ルヴェ、イラスト:A.アポラー&Y.ヴァレアニ、1~4人用、13歳以上、30分、4950円(税込)。
『チューリングマシン』のデザイナーコンビによる推理ゲームシリーズ第1弾で、オリゲームズとスーパーミープルが今夏、共同出版する。パリのオペラ座を舞台に、情報を集め、怪しい人物や被害者の足取りを追い、いちはやく事件を解決することを目指す。
登場人物は皆建物の中におり、各部屋を「1時間毎に必ず1部屋移動する」という決まりで動いている。手番には、人物または時間タイルと場所カードを組み合わせ、タイルの窓から見える数字で「その人物は、その場所に何回行ったか」「その時間に、その場所には何人いたか」という情報が得る。シートにメモをして、他プレイヤーよりも先に真相にたどり着けば勝利となる。
情報には自分だけが得られるものと、全員で共有するものがあり、他プレイヤーがどの組み合わせを選んだかもヒントになる。足取りを推測していく推理は、単なる論理パズルというだけでなく、捜査をしている感覚を味わえる。また3つの事件にシナリオ(問題)が5つずつ用意されており、慣れてきたら難易度を上げて何度も挑戦できるようになっている。
花を植えて酸素生成『プランタ・ヌーボー』日本語版、8月8日発売
アークライトは8月8日、『プランタ・ヌーボー(Planta Nubo)』日本語版を発売する。M.ケラー&U.ローゼンベルク&A.オデンダール、イラスト:L.ジーグモン、1~4人用、12歳以上、プレイヤー人数×30分、12650円(税込)。
ローゼンベルクと『ラ・グランハ』のコンビによる作品で、ザ・ゲームビルダーズ(ドイツ)から昨年秋に発売された。近未来に植物を植え、酸素を生成して、荒廃した世界を復活させる「ソーラーパンク」をテーマにしたポリオミノパズルゲーム。
手番には3×3枚に並んだアクションタイルと、その周囲にある花壇タイルのどこかに道具タイルを置き(ワーカープレイスメント)、アクションを行うか、花壇タイルを取ってプレイヤーボードに配置する。花壇タイルからは花が産出され、指定された色の花を出荷するとグリーンエネルギーが発生してプレイヤーボードにセットした拡張カードが起動する(エンジンビルド)。
花壇タイルを置くには一部バリケードを除去しなければならず、ポリオミノの花壇タイルと1マスの土壌タイルをが隙間なく敷き詰められると、その上に庭園タイルが置けるようになる(二重パズル)。各プレイヤーが3手番を行うとラウンドが終了し、4ラウンドでゲームが終了するので12手番しかない。その手番内にアクション連鎖と追加アクションにより、効率よくプレイヤーボードを開発していく。
ほかにも余った道具タイルで起動する職人、プレイヤーごとに異なる条件で増加する定期収入、ダブルアクションなどを可能にするボット、花から土タイルを作るコンポストなど、要素てんこ盛り。遊びごたえ十分のゲーマーズゲームだ。
内容物:ゲーム盤 1枚、森林タイル 30枚、技能タイル 12枚、アクションタイル 24枚、花壇タイル 36枚、土壌タイル 68枚、プラグインマーカー 48個、スタンバイ/バッテリーマーカー 56個、花コマ 150個、コンテナ 26個、庭園タイル 24枚、拡張カード 90枚、ソロボットタイル 6枚、早見表タイル 2枚、プレイヤーボード 4枚、ダイス 4個、庭園マーカー 4個、道具タイル 16枚、チャージマーカー 4個、酸素マーカー 4個、バリケード 16個、オーバータイムマーカー 4個、道具小屋ボード 4枚、親マーカー 1個、ラウンドマーカー 2個、ボーナスマーカー 4個、50/100ポイントマーカー 4個、ルール説明書 1冊(カードサイズ:44×69mm)