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ニクソンVS新聞社の戦い『ウォーターゲート』日本語版、1月25日発売

数寄ゲームズは1月25日、『ウォーターゲート(Watergate)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・M.クラマー、イラスト・K.フランツ&V.シュルツ、2人用、12歳以上、30~60分、4290円(税込)。専用スリーブ付きは4510円(税込)。

『グレンモア』『ロココの仕立て屋』のM.クラマーがデザインし、フロステッドゲームズ(ドイツ)から2019年に発売された作品。盗聴器の発見からアメリカ大統領辞任にまで発展したウォーターゲート事件(1972年)をテーマにした非対称2人用ゲームだ。

プレイヤーはニクソン政権側とワシンンポスト新聞側に分かれ、それぞれ独自のカードセットを持って、ニクソン政権は任期を満了することを、ワシンンポストは大統領が事件の首謀者であることを証明することを目指す。

各プレイヤーは4~5枚の手札を持ち、交互に手番としてカードを1枚ずつプレイしていく。ニクソン大統領と情報提供者の関係性を示す「証拠トークン」、ニクソン大統領の勝利条件に繋がる「勢力トークン」、次のラウンドでさまざまなアドバンテージをもたらす「イニシアチブトークン」の3つの要素があり、これらを綱引きする「タグ・オブ・ウォー」メカニクスを用いている。。

証拠トークンにはニクソンの資金源を示す青のトークン、ウォーターゲートビルの図面を示す黄色のトークン、ホワイトハウスでの録音テープを示す緑のトークンの3色があり、編集者が獲得するとニクソンとその情報提供者の関係を証明したことになる。2人以上の情報提供者とニクソンをつなげればワシントンポスト側の勝利。それを妨害して「勢力トークン」を5個集めるとニクソン側の勝利となる。

全てのカードはオールユニークでそれぞれ異なる効果を持ち、テキスト効果でどんでん返しも起こる。相手の出方を予測したカードプレイの順番構成で、最後の一歩を先に踏むのはどちらか?

数寄ゲームズ:ウォーターゲート

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ランドルフのキッズゲーム『こぶたのおんぶレース』日本語版、2月25日発売

ジーピーは2月25日、『こぶたのおんぶレース(Rüsselbande)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・A.ランドルフ、イラスト・えのころ工房、2~7人用、6歳以上、20分、2530円(税別)。

オリジナルは2001年、ドライマギア社(ドイツ)から発売され、ドイツ年間キッズゲーム大賞にノミネートされた作品。巨匠ランドルフの最期の公開作品としても知られる。輸入版は多くの会社が取り扱い、「こぶたのレインボーレース」「コブタのかけっこ」「すすめコブタくん」「リュッセルバンデ」「ラッセルバンデ」などの邦題がある。輸入版よりも小箱になって持ち運びしやすくなり、気軽に遊べるようになった。

カラフルなこぶたたちが、草原の道をおんぶしたりされたりしながら進むレースゲーム。

サイコロを振って自分のこぶたコマを進めるが、他のこぶたがいるマスに止まると、そのこぶたの上におんぶしてもらい、そのまま運んでもらえる。しかも、おんぶは2段とは限らず、こぶたたちが集まって3段、4段と高く積み重なっていくとレースも大波乱の展開に。

最下位のときは3が出るともう1回進むことができ、またゲーム中に1人1回、コースを延長できるなど逆転を生む要素もちょっとあり、最後まで勝負の行方がわからない。おんぶしたまま1位でゴールして、仲良く勝利を分かち合うのもいいだろう。