アスドール・フランス年間ゲーム大賞2025ノミネート
カンヌ国際ゲーム祭実行委員会は29日、アスドール・フランス年間ゲーム大賞(As d’Or – Jeu de l’Année)のノミネート12タイトルを発表した。ロゴを一新、一般、キッズ、中級、エキスパートの4部門について、この中から2月28日、カンヌ国際ゲーム祭会場にて大賞が発表される。
1988年に始まり、ジャーナリストやレビュアーからなる審査員によって選考されるゲーム賞。昨年は日本人作品の『トリオ』、一昨年は『アクロポリス』が大賞に選ばれている。キッズゲーム部門は2006年から、エキスパート部門は2009年から、中級ゲーム部門は2022年から始まり、昨年はそれぞれ『マイアドベンチャーパズル』、『ラ・ファミリア』、『ファラウェイ』が選ばれている。
ドイツ年間ゲーム大賞ノミネートの『キャプテンフリップ』や推薦リスト『ハーモニーズ』、ドイツ年間エキスパートゲーム賞の『eミッション』など、ドイツで評価された作品が目立つ。昨年は日本人作品が2タイトルノミネートされたが、今年は入らなかった。
【アスドール2025ノミネート】
年間大賞部門(Jeu de l’année)
・キャプテンフリップ(Captain Flip)
・フォー・ア・クラウン(For a Crown)
・オーディン(Ordin)
キッズゲーム部門(Enfant)
・スポットライト(Les Éclairtout)
・ミモザとサムとフルーツ泥棒(Mimose & Sam et le Voleur de Fruits)
・ヘーゼルナッツ作戦(Opération Noisettes)
中級ゲーム部門(Initié)
・ビハインド(Behind)
・ハーモニーズ(Harmonies)
・クロノロジック:パリ1920(Kronologic: Paris 1920)
エキスパートゲーム部門(Expert)
・eミッション(Daybreak)
・クトナー・ホラ:銀の町(Kutná Hora)
・サンコレ(Sankoré)
ニュルンベルク’25:ディーププリントゲームズ
★ライバルシティーズ(Rival Cities)
ゲームデザイン:A.シュテーディング、イラスト:A.ヘラー、2人用、10歳以上、30~35分。
16世紀、北ドイツのハンブルク近郊にアルトナという小さな漁村が誕生し、急成長してハンブルクとライバル関係になった。最大7シーズンの間、2つの都市は交代でアクションを行い、評判、プロセス、船舶、同盟の4つのジャンルにわたって競い合う。ボードの周囲にあるアクションスペースでインク壺コマを移動させて、コストと利益のバランスを見極めてアクションを実行し、生産や商品交換で倉庫を満たし、寄付で名声を稼ぐ。
★マンゴーの樹の下で(Under the Mangoo Tree)
ゲームデザイン:K.ランゲ、イラスト:D.ローハウゼン、2~4人用、7歳以上、15~20分。
オーストラリアの原生林で、生態系を作り上げるカードゲーム。同時ピックアップでカードを選んで配置するが、カードは上下に分かれており、片方をゲームボードの下に隠さなければならない。失点になる山積みされたゴミを片付け、周囲が最も活気あるマンゴーの樹を作ろう。