『孤独のグルメ』にボードゲームカフェ
17日深夜に放送されたテレビ東京系ドラマ『孤独のグルメ season 9』(第11話)で、巣鴨のボードゲームカフェ「有明亭」が舞台となった。
『孤独のグルメ』は漫画を原作にしたテレビドラマで、輸入雑貨商の井之頭五郎が仕事の合間に立ち寄ったお店で独りで食事を楽しむ。今回はモンゴル料理のお店に入る前に、ボードゲームカフェでチェスをプレイした。
ボードゲームができるカフェで、真剣な表情で悩む井之頭五郎(松重豊)。12歳の女の子・あやめちゃん(川上凛子)相手にチェスをしていた。さっきルールを教えてもらったばかりの五郎は、長考した割にあっさり負けてしまう。その後、商談相手のあやめちゃんの父・野川(山中崇史)が帰って来て商談を終えると、あやめちゃんにまたチェスを誘われてしまう。しかし、五郎はこれから仕事があるから、と逃げるように商談先を後にする。気が付けば、すっかり空腹になっていた五郎。店を探すが、全く見当たらず、駅まで戻ることを考える。すると、五郎の目の前に現れたのは馬の絵と羊メニュー多めの看板。先ほどのチェスで、あやめちゃんに教わった【守るより、攻めろ】の言葉を思い出し、思い切って「シリンゴル」に入る。
「守るより、攻めろ」は初めて遊ぶアブストラクトゲームでの有効な戦略。そしてボードゲーム愛好者ならよく知っていることだが、頭を使うと非常に腹が減るものである(だからゲーム中のおやつは妙に美味しい)。
メインとなる食事のシーンはボードゲームカフェでなかったが、ロケ地となったボードゲームカフェ「有明亭」はカフェメニューが充実している。スパイスチキンカレーやチキントマトオムライスなどのプレートメニューから、燻製盛り合わせやソーセージなどのおつまみメニュー、チーズケーキやバニラアイスなどのスイーツ、アルコールはクラフトビールやハイボール、各種カクテルがある。内装も凝っており、一度訪れたいボードゲームカフェだ。
ローゼンベルクの『グラスロード』日本語版再版、ミニ拡張付きで
2013年にフォイヤーラントシュピーレ(ドイツ)から発表され、翌年日本語版が発売された作品。フェアプレイ誌の現地人気投票「スカウトアクション」で3位、ドイツゲーム賞で9位に入っている。昨年18世紀のドイツ・バイエルン地方を舞台に、伝統的なガラス工芸品の職人たちが住む田舎町で、専門家を駆使して発展させる。
資源を取る、新しい地形を置く、建物を建てるなど、さまざまなアクションを持つ専門家を15枚の中から選ぶことで進む。選んだ専門家がほかのプレイヤーとかぶっていなければ、その専門家の持つアクションを2つとも実行できるが、かぶってしまうとアクションは1つしか実行できない。
建物は資源を変換するもの、1回だけ効果のあるもの、ゲーム終了時に達成度合いによって得点が入るものという種類別に場に出ている。コストの資源を支払い、マイボードの空いているところに建てていくが、改良する建物は、すでにある建物から置き換えなければならない。効果をうまく組み合わせて、効率よく得点を増やす。
同梱されるミニ拡張は「アドヴェントカレンダータイル」(2015年)と「オクトーバーフェスト」(2014年)、一人プレイで利用出来る「道化師」カード(2015年)。旧版をもっている方のためにミニ拡張のみ550円で同時発売となる。