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デッキビルドで秘密基地作り『フォート』日本語版、11月27日発売

アークライトゲームズは11月27日、『フォート(Fort)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・G.ローディック、イラスト・K.フェリン、2~4人用、10歳以上、20~40分、4400円(税込)。ゲームマーケット2021秋にて先行販売。

子供時代に戻って、友だちと最高のヒミツ基地を作るデッキビルドゲーム。オリジナルはレダーゲームズから昨年発売された。同社の『ルート』と同じイラストレーターがアートワークを担当している。テーマはキッズだがキッズゲームではなく、ゴールデンギーク賞で3部門にノミネートされた。

プレイヤーは友だちを作るため、オモチャやピザをダシにして交友の輪を広げ、友だちの助けを借りて最高のヒミツ基地を作りあげる。友だちカード10枚の山札から5枚をもってスタート。最初にリーダーが手札から1枚をプレイしてそのアクションを行い、ほかのプレイヤーも同じスートであればフォローしてアクションできる。ピザとリソースを集めて、秘密基地レベルを上げると得点が上がるだけでなく特殊能力も増える。また、友だちカードのアクションをマネすることもできる。

それから新しい友だちカードを獲得してデッキに加えるが、他のプレイヤーが使わなかった友だちカード(裏庭で遊んでいる)を取ることもできる。このためカードがプレイヤー間を行き来するという目新しいデッキビルドになっている。奪われたくない友だちは、無理をしてもプレイした方がいいかもしれない。

ライバルを気にせず基地作りに専念するか、それともライバルの動向に目を光らせてノウハウを盗みつつ基地作りを進めるか。童心に帰って一番かっこいい秘密基地を作ろう。

内容物:プレイヤーボード 4枚、スコアボード 1枚、早見表 4枚、友だちカード(大) 68枚、おきてカード(小) 11枚、特典カード(小) 9枚、親カード(小) 1枚、マカロニ城カード(小) 1枚、オモチャトークン 30個、ピザトークン 30個、勝利点マーカー 4個、基地レベルマーカー 4個、ルール説明書 1冊(※カードサイズ 63×89mm(大)、44×67mm(小))

(写真は英語版)

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パンデミック下の医療現場で『ウイ・ケア』日本語版、11月26日発売

グループSNE/cosaicは11月26日、『ウイ・ケア(We Care: a Grizzled Game)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・F.リフォー&J.ロドリゲス、イラスト・E.ルルー、2~5人用、14歳以上、30分、2750円(税込)。

第一次世界大戦をテーマにした協力ゲーム『グリッズルド』(2015年)をコロナ禍をテーマにして今年リメイクされた作品。疫病の患者があふれている病院で医療従事者となり、限られたリソースの中で、病気や精神的なリスクと戦いながら協力して治療に当たる。

ゲームの目的は山札と手札をなくすこと。各ラウンドのリーダーが指示した枚数のカードを引き、順番にカードをプレイするか、休息するかを決める。病床カードは場に出すが、キャパシティーは7床しかなく、オーバーすると敗北になってしまう。また燃え尽きカードは自分の前に出し、プレイヤーの行動に制限がかかる上に、さまざまなハプニングが次々と襲いかかる。

キャラクターの能力を生かして次々と患者を治療し、燃え尽きないようにして難局を乗り切るためには、計画性、チームワーク、そして少々の運が運命を決める。仲間同士のサポ―トを駆使し、医療専門家として各自の得意分野を活用して初めて難局を乗り切ることができる。シリアスなテーマを高く評価されたメカニクスに落とし込んだ果敢な作品。売上の一部はNGO「国境なき医師団」に寄付される。