Posted in 国産新作ゲーム

ダイソーで『セカンドベスト』など6タイトル発売

大創出版は今月上旬より、100円ショップDAISOにて「DAISOデザイナーズボードゲーム」新作6タイトルを順次販売開始する。監修・Masao Fukase(雅ゲームス)、各110円(税込)。店頭によっては取扱いのない場合あり。

「DAISOデザイナーズボードゲーム」は、馴染みの少ないファミリー層や初めての方にも楽しめるボードゲームを目指し、2020年11月より販売開始。これまでに12タイトルがリリースされている(第1弾5タイトル第2弾7タイトル)。

ようこそクレーンへ』はクレーンゲームの疑似体験ができるゲーム。景品に狙いを定めて、腕を動かし、景品を獲得する。ゲームマーケット2019秋にSMART500 GAMESシリーズで頒布された。ゲームデザイン:高井九(ひとりじゃ、生きられない。)、3~4人用、6歳以上、15分。

セカンドベスト!』は相手が待ったをかけるとその手が打てなくなる変則四目並べ。ゲームマーケット2019春にサークル「Qlios」から発表され、先月は総木製の豪華版がジェリージェリーゲームズから一般発売されている。ゲームデザイン・ダイキチ(ボードゲーム帝国)、2人用、6歳以上、5~15分。

じゃんけんゴリラ』はたくさんのバナナを集めるオリジナルじゃんけんカードゲーム。ゲームマーケット2017秋に発表された。「グー」「チョキ」「パー」のほかに、一番強い「ゴリラ」があるが、カードは使い切り。ここぞというタイミングで出そう。ゲームデザイン・あかさたな(サークル713)、2~8人用、6歳以上、10分。

ねこチーズをうばえ』は4種のねこカードから1枚選んで一斉に出し、ほかの人とかぶらなければチーズカードを獲得するカードゲーム。ゲームマーケット2018秋に発表された。誰も狙わなかったところはチーズが増える。軽快なかけひきを楽しめる。ゲームデザイン・ヲシダ(をしだや)、3~5人用、6歳以上、10分。

生物学カードゲーム CELL ジェネリック 免疫学vs微生物学』と『生物学カードゲーム CELL ジェネリック 遺伝子工学vs生態学』は生物学用語の擬人化キャラで戦う対戦カードゲーム。2018年から販売され、拡張パックも出ているTCG「生物学擬人化カードゲームCELL」を再編し4人までプレイできるようにしたもので、ゲームマーケット2020秋に出展されている。ゲームデザイン・株式会社Manabell Games、1~4人用、12歳以上、10分。

2020年の第1弾・第2弾以上にバラエティに富んだラインナップで、これまで以上に多くの方に手に取ってもらえそうだ。

Posted in ニュルンベルク22

ニュルンベルク’22:アミーゴ

ニュルンベルク・シュピールヴァーレン(玩具)・メッセが2月2日から5日間に渡って行われる。昨年はコロナ禍で中止となったが、今年は開催予定。ドイツ市場では、エッセン・シュピールと共にボードゲームの新作が発表される二大イベントとなっている。ここで発表される予定の新作を、出版社別に紹介しよう。

アブルクセン(Abluxxen)
ゲームデザイン・W.クラマー&M.キースリング、イラスト・S.マルセ、2~5人用、10歳以上、20分。
2014年にラベンスバーガー社から発売され、2018年にはアークライト社から日本語版も発売されているカードゲームが、出版社を変えて再版される。
各自13枚の手札をもち、6枚の場札を並べてスタート。自分の手番には同じ数字のカードを1枚以上、自分の前にプレイしていき、ほかの人と同じ枚数で数字が大きいカードを出すと、ほかの人のカードを自分の手札にくすねとることができる。手札を増やすほどハイリスクハイリターン。誰かが手札をなくすか、山札も場札もなくなったらゲーム終了で、自分の前にプレイしたカードが得点、残った手札が失点となる。

ボーナンザ25周年版(Bohnanza 25 Jahre-Edition)
ゲームデザイン・U.ローゼンベルク、イラスト・B.ペルトフト、2~7人用、10歳以上、45分。
手札の順番を変えられないというルールで、他のプレイヤーとの交換や贈与で同じ種類の豆を集めて育て、換金するカードゲーム。基本セット、7人まで遊べる拡張セット、2人用バリアントルール、特製コイン、他のプレイヤーの畑から豆を盗むという能力を持った新種の豆「エルスターボーン」が付属する。

ゴースト(Ghosts)
ゲームデザイン・R.クニツィア、イラスト・R.フライレ、2~6人用、8歳以上、20分。
有頂天(Im Siebten Himmel, 2005)、精霊さん(Spirits!, 2007)、キャプテンシャーキー海賊乱闘(Capt’n Sharky: Piraten-Rauferei, 2010)とテーマを変えてリメイクされ、アシンクロンゲームズから2015年にフランス語版が発売されたカードゲームのドイツ語版。手札からゴーストカードを1枚ずつ出していき、幽霊の合計が7を超えさせてしまったプレイヤーは「呪いポイント」を受け取る。霧カードはカウントアップせず、同じ色のカードはリバースの効果がある。3ラウンドで呪いポイントが最も少ないプレイヤーの勝利。

おしゃべりインコ(Schnattergei)
ゲームデザイン・H.シャフィール、イラスト・M.ズロチン、2~4人用、6歳以上、15分。
自分の山札から順番に1枚ずつめくり、中央の場に置く。置くときに、出たカードの色に対応するものを言わなければならない(赤なら「イチゴ」、黄色なら「バナナ」など)。おしゃべりインコが出たら、前の人が言ったものを言う。同じ絵柄が2回続けて出たら場を叩き、一番早かった人がゲット。誰かの山札がなくなったとき、自分の山札が最も多いプレイヤーが勝つ。絵柄と色はばらばらで、両方見ておかなければならない。