マイゴールドマイン(My Gold Mine)
それはオレの金塊だ!
ドラゴンが近づく中、ドワーフたちが金鉱を掘るか洞窟から退避するか選ぶチキンレース。コスモス社の製品だが、『ベルラッティ』のM.ロートがデザインしており、モーゲル出版のロゴが入っている。
ドラゴンの洞窟は左端に出口、右端にドラゴンがおり、ドワーフはその中間からスタートする。手番には金鉱カードか退避カードのどちらかを選んで取るだけ。金鉱カードなら金塊をゲットし、退避カードならドワーフが出口に向かって戻る。
金鉱カードの山札からドラゴンが出ると、ドラゴンが出口に向かって1スペース進み(カードを裏返すと燃えさかる洞窟になる)、そこにいるドワーフは脱落してしまう。出口まで戻れたら金塊を確保できる。いつまでも金鉱を取り続けているとやがてドラゴンに焼かれてしまうし、かといって早く戻りすぎると金塊が少ない。他のプレイヤーの動向を見ながら、どこまで粘るかの勝負となる。
『インカの黄金』では、洞窟の先がどうなっているかわからない状態で進むか戻るかを選ばなければならなかったが、このゲームでは、金鉱カードが表向きになっており、金塊がいくつもらえるかと、ドワーフがいくつ進まなければならないかが予めわかっている(割り算もしなくてよい)。ドラゴンのチェックは金塊を獲得した後で、その下にドラゴンカードが出ればドラゴンが進む。連続してドラゴンカードが出てくることもあって油断できない。
この金鉱カードが表向きになっていることが誘惑になっている。ドラゴンが近づいているのに、あと1枚大丈夫、もう1枚大丈夫と取ってしまうのはとってもスリリングだ。
一方、退避カードの山札は裏になっていて、何マス戻れるかはめくってみるまでわからない。全員が1マスずつ戻ったり、戻らずに金塊を獲得したりすることもある。出口付近にいると、まだ金塊を取るつもりでも強制的にゴールさせられてしまうことも。
ゲームは3ラウンド行うが、第1、第2ラウンドは相対順位で金塊が3~1個配られる。ここでは他の人よりちょっとだけ多ければいいので安全策を取れるが、第3ラウンドは確保した金塊がそのまま得点になるから目一杯欲張らなければならない。第1、第2ラウンドの金塊と合計して勝敗を決める。
ひとり残ったプレイヤーがヒット&アウェイで大量の金塊を獲得したり、かと思えば欲に目がくらんだドワーフたちが一気に焼き殺されたりと、毎ラウンドさまざまな展開が楽しめる。
My Gold Mine
ゲームデザイン:H.J.ヘー&M.ロート&C.シリング/イラスト:F.ヴェルムケ
コスモス(2021年)
2~6人用/7歳以上/25分
ピラミッドを中心とした街づくり『ファウンダーズ・オブ・テオティワカン』日本語版、4月9日発売
テンデイズゲームズは4月9日、『ファウンダーズ・オブ・テオティワカン(Founders of Teotihuacan)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:F.グロワーツ、イラスト:C.デ・レオン&O.スタモグロウ&A.ザワダ、1~4人用、14歳以上、60分、6600円(税込)。
『テオティワカン:シティオブゴッズ』を取り扱うボード&ダイス社(ポーランド)から今年発売される新作で、契約解除となったタッシーニ氏に代わり、ボード&ダイス社の共同オーナーでもあるグロワーツ氏がデザインした。メキシコにある巨大な宗教都市のピラミッド建設をテーマにした中量級ゲーム。
手番にはアクションスペースにアクションディスクを配置し、資源を支払ってさまざまな形のタイルを獲得する。獲得したタイルは自分のボードに配置し、街並みとピラミッドを建設。アクションディスクは1~3枚を配置するが、他のプレイヤーがすでに実行したアクションスペースにも置くことができ、すでに置かれているディスクの数が多いほど、アクションのパワーが上がる仕組み。
タイルは街並みを表し、建築家のいるエリアに配置して、ボードの中心に置かれるピラミッドタイルとの位置関係によって得点になる。また配置されたタイルの周囲から資源が産出される。建築家はアクションが終わるたびに移動し、タイルを配置できる場所もか移り変わっていく。日食が来たらゲーム終了で、最も多くのポイントを獲得したプレイヤーが「テオティワカンの創始者」となる。
他のプレイヤーの動向によって、どのタイミングでどのアクションを実行するかという駆け引きが生まれ、また得点と資源算出の両方を睨んだタイルの配置パズルが楽しめる。