『西フランク王国の建築家:奇跡の大業』日本語版、6月17日発売
ケンビルは6月17日、『西フランク王国の建築家:奇跡の大業(Architects of the West Kingdom: Works of Wonder)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:S.フィリップス&S.J.マクドナルド、イラスト:M.ドミトリエフスキ、1~5人用、12歳以上、60~80分、4290円(税込)。プレイするためには『西フランク王国の建築家』が必要。
西フランク王国3部作の最初の作品である『建築家』の、『職人の時代』に続く拡張セット第2弾。影響力と名声のある建築家だけが任せられる5つのモニュメントを建設する。王国中を移動して回る王女の指示を得、暴利屋の意向を汲まなければならない。
基本セットの美徳トラックとは別に影響力トラックが加わり、ゲーム中に影響力を使うとお金の支払いや美徳の低下を免除される。また、王女と暴利屋はメインボードのアクションスペースをランダムに回り、そこに労働者を配置したり、そこから労働者を拘束したりするたびに影響力や美徳を得られる。また闇市場のリセットではそれぞれボーナスとペナルティもある。
5つのモニュメントはそれぞれ木駒になっており、多大なコストを投じて建設するとアクションスペースにおいて自分だけのアドバンテージが得られる。よりダイナミックで変化に富んだ展開が楽しめる。
さらに新しい弟子カード、建物カード、報酬カード、プレイヤーボード、ソロプレイルール、キャンペーン型拡張『年代記』用の追加カードも入って、『西フランク王国の建築家』を徹底的に楽しめる作品となっている。
・ケンビル:西フランク王国の建築家 拡張:奇跡の大業 日本語版(先行販売予約、5月29日まで)
乱高下する相場で採掘『ティナーズ・トレイル』日本語版、6月17日発売
ケンビルは6月17日、『ティナーズ・トレイル(Tinners’ Trail)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:M.ウォレス、イラスト:O.ヒッカラ、1~5人用、14歳以上、60~90分、6930円(税込)。
オリジナルは2008年、ウォレス氏のプライベートブランドであるウォーフロッグゲームズから発売された作品。『ブリキ工の小径』という邦題もある。今回の日本語版はアレーキャットゲームズ(イギリス)がキックスターターを経て再版した2021年版に基づく。イングランド南西部のコーンウォール州を舞台に、鉱山で銅とスズを採掘して富を築く。
鉱山を競り落とし、タイムトラックのメカニクスで採掘して収入や勝利点を得、地域を開発して採掘の効率を上げる。鉱山の競りでは手番プレイヤーのみが鉱山の中身を知っているためブラフの要素が加えられ、採掘した銅とスズの売却では収益を好きなだけ勝利点に変えられるため、次のラウンドに向けていくら資金を残すかが悩ましい。
ダイスで決まる銅とスズの相場に翻弄されつつ、人夫、船、ポンプ、トンネル、鉄道でじっくり開発し、利益を確保していく戦略性も問われる作品。拡張モジュール「ヒ素」と「海外移住」、1人ルール、2人ルールが加わり、楽しみ方の幅も広がっている。
・ケンビル:ティナーズ・トレイル 日本語版(先行販売予約、5月29日まで)