春秋戦国の天下争い『キングダム 盤上大戦』9月2日発売
ジーピーは9月2日、『キングダム 盤上大戦』を発売する。開発:北尾まどか、2人用、8歳以上、10~30分、2970円(税込)。
週刊ヤングジャンプで連載され、単行本65巻、累計9000万部の人気コミックのTVアニメ版をもとにした2人用ゲーム。将棋をベースにしつつ、劇中の戦略シーンを再現したコンポーネント、特殊能力を発動する武将カードを加えた。
衝立で隠して自分の陣地にコマを置いたらゲームスタート。交互に手番を繰り返しながら、兵を集めて強化したり、敵の死角から攻撃したり、高台に陣取ったりしてで戦いを有利に進める。相手の大将を撃破するか、本陣に攻め込むことで勝利。
「5千人将」になぞらえ、コマを5枚まで重ねて強化でき、部隊ごとの強さが変わる。また猪突猛進の「信」は前方に進む時に強さ+1と移動距離+1、知略に優れた「呉鳳明」は移動後に他の駒を1つ移動できるなど、原作に沿った武将カードの特殊効果が使える。
さらに作戦カードは「鼓舞」で一時的に自軍すべての駒を強さ+1にしたり、「伏兵」で好きな場所に兵を1つ配置したりするなど、不利な状況を覆すことができる。武将の能力と作戦カードを組み合わせれば不利な状況を一気に覆せるかもしれない。
盤面の小さい初心者向けハーフボードと、自由配置ができるフルボードの2パターンがあり、習熟度に合わせて選べるようになっている。
内容物:木製駒、紙製ボード、紙製タイル、カード、説明書、駒収納袋
Ⓒ原泰久/集英社・キングダム製作委員会
キングダム 盤上大戦(北尾まどか / ジーピー)
コマを重ねて武力を上げられる将棋。大将を倒すか、敵の本陣に入れば勝つ。大将・副将の特殊能力に、手札の戦略カードの効果もあってゲーム展開が早い pic.twitter.com/7IJRPW1AiH— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) November 4, 2022
素材を送り込んであふれさせよう『ワーリング・ウィッチクラフト』日本語版、8月19日発売
ケンビルは8月19日、『ワーリング・ウィッチクラフト(Whirling Witchcraft)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:E.A.スンデン、イラスト:L.フランシスコ&W.サンティアゴ、2~5人用、14歳以上、30分、6600円(税込)。現在、7月29日の先行販売を受付中。
新人のスウェーデン人デザイナーのデザインで、2021年にAEG(アメリカ)から発売された。エッセン・シュピールのスカウトアクションで3位に入っている。魔女たちが魔法の素材を変換して隣のプレイヤーに送り、作業台をあふれさせることを目指す。
ヒキガエル、クモ、キノコ、マンドレイク、心臓の5種類の素材を自分の前に並んだレシピカードに置き、別の素材を生産する。その素材を鍋に入れてそれぞれ右隣のプレイヤーへ送り、受け取った鍋にある素材を自分の作業台に置く。
作業台には素材によって3~9つの限界があり、それを超えると鍋を送ったプレイヤーの得点となる。誰かが5点以上獲得したらゲーム終了で、得点の多いプレイヤーの勝利となる。
同じ種類の素材に集中してたくさん送り込めばあふれやすくなるが、元となる素材は左隣のプレイヤーから送り込まれるものであるため、自分が使いにくい素材になりやすい。左隣から送り込まれそうな素材と、右隣に送り込みたい素材を考えてレシピを選ぼう。
上級ルールではさまざまな特殊能力を持った9種類の個性カードを使って変化に富んだ素材作りができる。
ワーリング・ウィッチクラフト(Whirling Witchcraft / Sundén / AEG, 2021)
材料を変換して右隣のプレイヤーに送り込み、キャパオーバーさせた分だけ得点。一方、左隣のプレイヤーがキャパオーバーしないよう手札を送って支援する。自分を苦しめてくる相手に塩を送るという、独特なマインドセット pic.twitter.com/TnNNfC5agZ— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) August 12, 2022