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始皇帝の副葬品を製作『兵馬俑』日本語版、10月29日発売

テンデイズゲームズは10月29日、『兵馬俑(Terracotta Army)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:P.フォーナル&A.クワピンスキ、イラスト:Z.コラコウスカ&L.A.ザワダ、1~4人用、14歳以上、90~120分、11000円(税込)。

オリジナルはボード&ダイス社(ポーランド)から今夏発売された作品。秦の始皇帝の死後、職人となって副葬品の兵馬俑を作るワーカープレイスメントゲーム。作者のひとりクワピンスキは『オリジンズ:ファーストビルダーズ』『ネメシス:ロックダウン』などの作品がある。

アクションスペースは三重のホイールになっており、外周のスペースにワーカーを置いて3つのアクションを実行する。コストを払えばホイールを回して組み合わせを変えることも可能。また、「職人」を「名工」にアップグレードすれば、占有されたアクションスペースも選択できるようになる。

兵馬俑の材料となる粘土は乾かさなければ使用できず、量だけでなく状態のマネージメントが求められる。そして作られる兵馬俑には武官、射手、馬、歩兵があり、プレイヤーカラーの枠をはめて配置し、種類ごとに異なる得点や効果が得られる。配置スペースの陣取りもあり、的確な判断が求められる。

並べることでものすごいインパクトが生まれるミニチュアだけでなく、ワーカープレイスメントのメカニクスもよく練り込まれた作品。

テンデイズゲームズ:兵馬俑 日本語版


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オークションとワーカープレイスメントの同時進行『キーフラワー』日本語版、11月24日発売

アークライトゲームズは11月24日、『キーフラワー(Keyflower)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:S.ブリーズデール&R.ブリース、イラスト:J.ブリース&J.ブリース&G.テゲラーズ、2~6人用、13歳以上、90~120分、8580円(税込)。ゲームマーケット2022秋にて先行販売される。

R&Dゲームズ(イギリス)による「キーシリーズ」として2012年に発売された作品で、スカウトアクション1位、ポルトガル年間ゲーム大賞、ドイツゲーム賞8位となり、10年経った今もBGGなどで高く評価されている作品が日本語版になる。土地タイルを競り落として、自分の村を豊かに発展させるゲーム。

毎ラウンド、新しい土地タイルが登場し、手持ちの労働者コマをビッドすると同時に、村の土地タイル(誰のものでもよい)に労働者コマを置いて効果を発動する。オークションとワーカープレイスメントが同時進行で行われるところがこのゲームの特徴となっている。

労働者コマの色はプレイヤー固有ではなく、オークションもワーカープレイスメントも最初に置かれた色で置かなければならない。ラウンドが進むにつれてタイルが増える中、限られた労働者をどこを優先して振り分けていく。

土地タイルでは、黄金、鉄、石材、木材という4種類の資源を産出し、資源を別のタイルまで運び、鉄床、つるはし、のこぎりという3種類の技術タイルを産出し、労働者を増やし、これらを得点化する。資源などを支払うと土地タイルを裏返してグレードアップすることも可能。

春夏秋冬の4ラウンドで一番得点の高いプレイヤーが勝者。最終ラウンドに出てくるタイルを見据えて、他のプレイヤーとの競合を避けて得点への道筋を考えよう。

内容物:選択順タイル:4枚、船タイル:6枚、ホームタイル:6枚、村タイル:48枚、技能タイル:48枚、資源カウンター:120個、ワーカー:140個、第1プレイヤーマーカー:1個、ついたて:6セット、黒い布袋:1袋、ルール説明書:1冊、プラスチック製チャック付き袋:12枚


(写真は英語版)