空中のチキンレース『パラシュートパニック』日本語版、12月16日発売
オリジナルは2019年、エキゾッドゲームズ(フランス)から発売された。スカイダイビングで周りを蹴落としつつ、より遠くまで飛ぶことを目指す。
手番には手札を自分か他プレイヤーの前に出すか、山札から補充する。カードには飛距離を表す数字が書いてあるもののほか、特殊効果があるカードも入っている。手札がなくなったらカードを裏向きにしてゲームから抜けることができ、裏向きにしたカードの飛距離合計で勝敗を競う。
ただし、カードの中にパラシュートのハーネスを外すカードが奇数枚あると脱落になるほか、山札から「安らかに眠れ」カードが出てきたとき、まだカードを裏向きにしていないプレイヤーは全員脱落になってしまう。
どこまでカードを引くかのチキンレースと、特殊効果によるお互いの足の引っ張りあいが、空中でのスリルを演出。終わりに向かって緊張感が高まっていくゲームだ。
何か揃ったらバナナをつかもう『忍者バナナ』、12月16日発売
オリジナルは2012年、『シュリンプ(Shrimp)』というタイトルでアスモデ社から発売された作品を、忍者をテーマにしてリメイクした。3ヶ所にめくられていく忍者カードをよく見て、3枚に共通する要素を見つけたらすばやく中央のバナナを取るパターン認識ゲーム。
手番には自分の山札の上からカードを1枚めくり、中央に置かれた3つの台座のいずれかに重ねる。「色」「居場所」「大きさ」「人数」のいずれかが、3枚とも共通していることに気づいたら、「〇〇ニンジャ!」と言って中央のバナナを取る。最初にバナナをつかんだ人が台座に積み重なったカードを獲得。誰かの山札がなくなったときに、一番多くカードを持っているプレイヤーが勝つ。
パターンの共通だけでなく、忍者の人数が合計7人になったら「忍者バナナ!」、さらに上記のうち2つが揃ったらそれを宣言することで他人からカードを奪うこともでき、非常に稀だが3つの要素が揃っていることを指摘したら即勝利となる。ぜひ狙いたいところだが、判断が遅れることにもなるだろう。
瞬間的なパターン認識だけでなく、めくったカードを置く台座を選べることで駆け引きがあり、また付属のバナナは握ると「ぷぴー!」と音がなることで笑いも生まれる。