鉱山を掘って姫を誘拐『トロール&プリンセス』日本語版、10月7日発売
ふるりん本舗は10月7日、『トロール&プリンセス(Trolls and Princesses)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:P.サンボルイ、イラスト:E.ヴァルス、2~4人用、12歳以上、90~120分、10450円(税込)。
スウェーデン人のデザイナーがデザインし、ゲームブルワー社(ベルギー)が2023年に発売した作品。ゲームブルワー社は今年6月、市場競争の激化による利益減少を理由に閉業を発表している。トロールの種族を率いて山の王の寵愛を得ることを目指すワーカームーブメントゲーム。
手番にはまず手札の昼・夕方・夜カードから1枚をプレイして指定された村にアイテムを置き、山の王を移動させる。次にプレイヤーボードで自分のトロールを洞窟や村に移動させて、対応するアクションを行う。移動先にいる他のトロールや人間などの数によってアクションポイントが増加し、できることが増える仕組み。移動とアクションを2回行い、手札を補充して手番終了となる。
洞窟ではダイヤモンド・金・黒曜石を獲得したり、五角形タイルの鉱床を広げたり、鉱物を補充したりする。こうして獲得した資源を支払い、村では姫を誘拐したり、教会の鐘を破壊したり、人間を雇ったりする。規定数の手札を使い終わったらゲーム終了で、破壊した鐘・取り替え子・鉱山中の前哨地のセットや、誘拐した姫などの勝利点の合計が最も高いプレイヤーが栄誉を受ける。
山の王のカードで指定された条件を満たすとボーナスがもらえ、トロールカードは即時効果や終了時ボーナスがある。人員を上手に割り振り、資源を揃えて効率よく勝利点に結びつけよう。
マーダーミステリーゲーム『アルバトロスの黄金の雨』9月27日発売
グループSNE/cosaicは9月27日、マーダーミステリーゲーム『アルバトロスの黄金(きん)の雨』を発売する。ゲームデザイン:河端ジュン一、アートワーク:タンサン、5~6人用、15歳以上、180分、3960円(税込)。
ゲームマスターなしでプレイできるパッケージ型オリジナルマーダーミステリーシリーズ第22弾。デザインは『罪と罰の図書館』や協力ミステリーゲームシリーズの河端ジュン一氏で、太平洋に浮かぶ監獄島が舞台となっている。
脱出不可能と言われるこの島に、一世紀ぶりのハリケーンが迫りつつある。看守たちが先んじて避難した直後、連邦政府は非情な声明を発表した。「嵐が止むまで、囚人を回収する船を出せない」――こうして島には囚人のみが残された。この隙に脱獄したのは「七つの大罪」と呼ばれる、七人の長期刑囚。しかし監房を出て間もなく、脱獄を計画した張本人であり七人のリーダー「強欲」が死体で見つかる……。
監獄を舞台とした、囚人たちによる本格ミステリー。事件の真相を解き明かし、監獄島から脱出することができるだろうか?