シュピール’24:開幕
41回目となる今回は52カ国(新規はブラジル、インドネシア、マレーシア)から923団体が1562タイトルの新作を出展し、68500㎡(昨年比+6000㎡)の会場に20万人(昨年比+7000人)の参加を見込む。今年初めて、4日間通し券が売り切れ、1日券も残りわずかとなっており、参加者は20万人を超える勢い。
今年もホールはジャンル別に分かれ、TRPG+ミニチュア+TCG(黄色)、ファミリー(青)、ファミリー+エキスパート(青+オレンジ)、中級+エキスパート(オレンジ+紫)に区分されている。また、会期中は中世ロックバンド「Saltatio Mortis」のトークショー、持続性に関するフォーラム、ボードゲームと教育を語る「エデュケーターズデイ」が開かれる。
「ボードゲームはすぐに楽しめ、人々を虜にさせる」とメルツ社のC.ラップ社長。8月に上位3作品が発表されていたドイツゲーム賞には『フォレストシャッフル』、キッズゲーム賞には『まほうのカギ』が選ばれた。『まほうのカギ』はドイツ年間キッズゲーム大賞とダブル受賞。
魚をめくってオークション『キャッシュ・ア・キャッチ』多言語版、10月1日発売
クイーンゲームズ(ドイツ)から2007年に発売され、アラカルトカードゲーム賞7位を受賞した『魚河岸物語(Fangfrisch)』をプレイテ(韓国)がリメイク。次々にめくられる魚をベルを鳴らして競り落とす。
順番に売り手になって山札からカードを1枚ずつめくっていく。買ってもいいと思ったら中央のベルを鳴らす。何枚でも買値は同じで早い者勝ち。購入した魚は自分の前に並べるが、3種類しかキープできず、それ以外はゴミ箱行きとなって失点になってしまう。
同じ種類の魚を多く集めれば集めるほど自分の手番に高値で売れるが、他プレイヤーがが同じ種類の魚を売ると1枚捨てなければならない。「氷」を使って捨札になるのを防げる。ほかにもジョーカーとなるタコ、すぐに売却できるフェイズ終了、魚を奪うネコ、ゴミ箱のカードを減らすカンヅメがある。
山札から市場終了のカードがめくられたゲーム終了。スピーディーに競りが進む中、どれくらいカードをめくったところで叩けば得かというのを瞬時に判断して魚を集めよう。