ittenファンブリックシリーズ『グラビティ3』12月中旬発売
ittenは12月中旬、『グラビティ3』を発売する。ゲームデザイン:富岡克朗&池上正志、アートワーク:富岡克朗、2~3人用、8歳以上、15分、2860円(税込)。
「スリムでポータブルな箱をスライドして、いつでも気軽にアナログゲームが遊べる」というコンセプトのファンブリックシリーズ第10弾。同色でも重さの異なるコマを使って3種類のゲームが遊べる。
『メモラビリティ』はコマの重さを感じ取って1個ずつ手元に取り、3つのコマでポーカー的な役を作る。最も重い「5-5-5」はみんなが狙うので、それをどう外していくかの駆け引きも。
『コンペラビティ』は箱をシーソーにして、コマを置く位置を予告し、自分の側に傾けることを目指す。コマは使い切りなので、軽いコマを奥に置いて勝てるかがカギ。
『ダウトラビティ』はダイスを振って指定された重さだと思うコマを出し、総重量で違うと思ったらダウトをかける。重さ感覚で嘘を見破れるか?
内容物:ルール説明書 1、サマリーカード(メモラビティ勝敗判定)1枚、支点 1個、ダイス 1個、カード 15枚(3色:A 2 枚、B 2枚、C 1枚)、ウェイトコマ(黒 5個、グレー 5個、赤 5個)
魂を率いて地獄めぐり『インフェルノ』日本語版、12月23日発売
ふるりん本舗は12月23日、『インフェルノ(Inferno)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:F.E.サンチェス、イラスト:D.ベンザル&C.C.オタズ、1~4人用、14歳以上、45~120分、9900円(税込)。アップグレードセット(プレイマット、メタルコイン、フィギュア6体セット)は別売11880円(税込)。
イタリアの詩人ダンテ・アルギエーリ『神曲』で描かれた地獄(インフェルノ)を舞台に、フィレンツェから罪人の魂を送り込み、その罪に応じた地獄の階層へ導く戦略ボードゲーム。スペイン人デザイナーの作品で、レッドモホ社(スペイン)から今秋発売された。
地獄フェイズでは、罪人の魂を9つの地獄の階層のいずれかに進めて「悪名点」を獲得する。罪が重いほど深い階層に導く必要があり、より多くのポイントを得られる。一方、フィレンツェフェイズでは、ワーカープレイスメントで浮浪児の採用によるリソース獲得、家族の塔の建築による特殊能力やボーナス獲得、名士の招待による特殊能力や一度限りの効果を利用すると共に、罪人を暴露・処刑して、魂を地獄へ送り込む。多くの霊を地獄に供給するほど罪トラックが進み、アドバンテージを得られる。
ダンテ自身が煉獄への門に到達した時点でゲーム終了となり、最も多くの悪名点を集めたプレイヤーが「最も信用できない者」として勝者となる。
地獄の活動とフィレンツェでのアクションのバランスを取り、両方での競争力を保つには、罪人の暴露や都市での影響力拡大のタイミングが重要。他プレイヤーの進捗を注視しつつ、最適な行動を取らなければならない。フィレンツェでは陰謀や取引、裏切りが推奨されており、政治力も試される。
19世紀フランスのイラストレーター、ギュスターヴ・ドレの版画にインスパイアされたイラストを使用し、中世のゴシック調の重厚で落ち着いたアートワークが地獄と政治に満ちたフィレンツェの雰囲気を再現する。数量限定でダンテのフィギュアと、ミニ拡張が付属する。