気になるゲームはルイ14世
ドイツのゲーム批評家M.クノプフ氏は、自身のサイトSiegpunkt.de(勝利ポイント)にて「読者が選ぶレビューしてほしいゲームリスト(Die Rezensionswünsche
der Abonnenten)を発表し、1位にルイ14世(アレア)、2位にバベルの塔(ハンス)、3位にアマゾン(コスモス)が入りました。
同サイトは質の高いレビューを提供するために「特別勝利ポイント(Sondersiegpunkte)」という名の会員制となり、年会費6.95ユーロを払うことによってレビューやニュースレターを読むことができます。会員特典としてエッセンとニュルンベルクの後にレビューしてほしいゲームを5段階評価で投票することができ、今回のリストはその投票に基づいたもの。
M.クノプフ氏はこのリストを「今年の期待作リスト」と名付けていますが、ゲームのレビューに投資している人たちだけに、フリーク向けのゲームが並んでいます。これらのゲームがこれから国内外でどのような評価を受けていくのか、注目されます。(Siegpunkt)
【ニュルンベルク2005期待作リスト】
1位:ルイ14世(Louis XIV / R.Dorn / alea)
2位:バベルの塔(Der Turmbau der Babel / R.Knizia / Hans im Glück)
3位:アマゾン(Amazonas / S.Dorra / Kosmos)
4位:オーストラリア(Australia / W.Kramer & M.Kiesling / Ravensburger)
5位:ゴー・ウェスト(Go West / L.Colovini / Phalanx)
以下魔法のほうき(Zauberstauber)、マニラ(Manila)、クレタ(Kreta)、フィヨルド(Fjorde)、ダイヤモンド(Diamant)、サンタシ(San Ta Si)、乗車券ヨーロッパ(Zug um Zug Europa)、ちくしょうめ(Verflixxt)、チャイナ(China)、マックラバー(Mc Robber)、焼き虫にヘキエキ(Heckmeck am Bratwurmeck)、女と男(Frauen & Männer)
Amazon.de
日本のアマゾンにボードゲームがあるならば、当然ドイツのアマゾンにもあることを今日発見した(Amazon.de Spiel & Puzzles)。
乗車券も頭脳絶好調も20ユーロを切っている! 新作も続々! 品数も半端でない!……待て待て、日本のアマゾンの注意書きにも確か、おもちゃの海外発送はできませんと書いてあったなあ、と思って調べてみると、
Spielwaren koennen nur in folgende Laender versandt werden: Belgien, Daenemark, Deutschland, Finnland, Frankreich, Griechenland, Grossbritannien, Irland, Italien, Luxemburg, Niederlande, Oesterreich, Portugal, Schweden und Spanien.
日本に送ってくれるのは本とビデオとDVDだけのようだ。ザンネン。とはいえ売れ筋リストなどを見ていると結構面白い。おもちゃ全体でもトップセラーは全部ボードゲーム。インターネットでじゃんじゃん買い物できる世代というのは日本とあまり変わらないのかもしれない。