子育て雑誌にドイツゲーム付録(2)
小学生ママの子育て応援マガジン『edu[エデュー]』4月号(小学館、3月10日発売)に、ドイツのカードゲーム『プルンプザック』が付録になった。ドイツゲームが付録になるのは昨年10月号の『コンティニュオ』以来2回目。
『プルンプザック』はR.シュタウペ作の子ども向けカードゲーム。1999年に作者の個人会社で発表され、2003年にアミーゴ社から発売された。カードを円形に並べ、矢印と数字で指示された先のカードが何かを当てていく記憶ゲームだ。矢印の書かれた国内では『ハンカチ落とし』という邦題で発売されている。
『edu』でのコピーは「ドイツで大人気!集中力、記憶力がつく魔法のカードゲーム」。学研の「頭のよくなる」ゲームシリーズと同様、ゲームによる能力開発がキーワードになっている。もちろんボードゲームのよさはそれだけではないだろうけれども、国内のボードゲーム普及の重要な取っ掛かりといえるだろう。カードのイラストはそのままで、切り抜いて遊べるようになっている。
今回もプロデュースを手がけたオフィス新大陸によると、『コンティニュオ』の反響が大きかったことからアンコールになったとのこと。『edu』にはこの春から一定期間、毎号連続でゲーム付録がつくことになったという。今後はどんなゲームが付録になるのか楽しみだ。
実際に小学生のお子さんがいる方は、付録だけでなく内容も面白い雑誌なので年間定期購読してみてはいかが?
・TGW 子育て雑誌にドイツゲーム付録
・メビウスゲームズ ハンカチ落とし
カワサキファクトリーより『ルールの達人』
昨年のエッセンでは『R-ECO』、今年は学研から『テンプラス』『Final Workout』を発表するなど、国内外でノリにノっているゲームデザイナー・川崎晋氏が、4月8日に浅草で開かれる国内最大のボードゲーム祭ゲームマーケットで販売する新作を発表した。
その名も『ルールの達人(Master of Rules)』。バースト、トリック、ラミーなど、さまざまなルールで勝利を目指すカードゲームだが、カードで指示されたルールは全員別々なのだ。どんなドラマが生まれるか、作者でさえも分からない?! ゲームマーケットらしい、冒険心あふれる意欲作で発売が待ち遠しい。
ゲームマーケットでは、これだけでなく例年通り数々の新作が目白押しだ。すでに定評のあるデザイナーだけでなく、期待の新人の出現も期待される。また、『ゴニンカン』『ごいた』『うんすんかるた』など、近年急激に脚光を浴びる日本の伝統ゲームも体験できる。4月8日は浅草へ行こう!
・カワサキファクトリー ゲームマーケット2007新作「ルールの達人」&「ロボトリー」再販
・spielplatz コラム番外編 ゲームマーケットへ行こう(新作情報はこちら)