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フェドゥッティも乗車券を選ぶ

仏  操り人形の作者B.フェドゥッティ氏は2004年のマイゲーム・オブ・ザ・イヤーとして乗車券を発表しました。先月末に選ばれたトリックトラック大賞に続き、フランスでこのゲームが高く評価されています。

 氏はこの授賞についてあまり迷わなかったといい、ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされただけでなく、各ウェブサイトで熱狂的なレビューがいたるところに見られることからも、世間的な評価が高いことを述べています。「このゲームはカジュアルゲーマーでも、ハードコア・ゲーマーでも楽しめ、もう1回という声がいつも上がる。まるで10年前のカタンのようで、その魅力的なパターンは同じだ。すなわちシンプルなルール、エレガントなデザインとコンポーネント、運と戦略の素晴らしいバランスをもっている」との評。

 来週のドイツ年間ゲーム大賞を直前にして、乗車券の評価が加速してきました。ノミネートされた中では最もファミリーゲーム寄りであるだけに、外国のデザイナー・メーカーというハンデを差し引いても受賞の確率は高いと見られます。

 次点としてナゲッツコヨーテマハラジャ。ほかにも10タイトル以上を挙げ、今年は豊作の年だったとまとめています。一方、フェドゥッティがデザインしたゲームは8タイトルも発売されましたが、残念ながら今ひとつ不振のようです。(Faidutti

【フェドゥッティ選・マイゲーム・オブ・ザ・イヤー】

乗車券(Les Aventuriers du rail /A.R. Moon / Days Of Wonder)

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コロレットのバリアントルール

独 コロレット・バリアントルール ゲームデザイナのM.シャハト氏は人気カードゲーム・コロレットの拡張カードを発表、ドイツのゲームショップアダム・シュピールトから発売されました。同時にルールをホームページで掲載。カードを入手しなくても遊べますのでお試し下さい。(Spiel aus Timbuktu

【バリアント1:得点の変更】

 4ゲーム行います。各ゲームの最初に、以下の8つのルールからランダムに1つ選び(たかのさんの提案では付属のナッシュ用ブランクカードにテキストを貼って使う)、そのゲームの追加ルールとします。追加ルールはそのゲームの間だけ有効です。



  1. 1枚だけは3点

    ゲーム終了時に各色について1枚だけだったら、±3点(通常は±1点)にします。

    (※ルール通り、選んだ3色はプラス、それ以外はマイナスで計算します)
  2. 3枚で2点

    ゲーム終了時に各色についてちょうど3枚だったら、±2点(通常は±6点)にします。
  3. ラウンドのスタートプレイヤーは1枚取る

    各ラウンドを始める人(山札から最初の1枚を引く人)は、さらに山札から1枚引いて自分のところに置きます。
  4. マイナス点は全て3倍

    得点計算で全員、マイナス点を3倍にします。
  5. ジョーカーは−2点

    このゲームではジョーカーカードをジョーカーとして使うことができず、ゲーム終了時に−2点になります。
  6. ジョーカーを右隣にあげる

    ジョーカー(何枚でも)の入っている列を取った人は、その中のジョーカーだけを右どなりの人にあげます。右どなりの人は自分のところに置きます。
  7. +2点カードを左隣にあげる

    +2点カード(何枚でも)の入っている列を取った人は、その中の+2点カードだけを左どなりの人にあげます。左どなりの人は自分のところに置きます。
  8. 2色だけプラス点

    得点計算では2色だけ(通常は3色)をプラス点に数え、残りの色は全てマイナス点になります。

【バリアント2:列の枚数の変更】

 列カードのうち2枚が、2枚の列カードと4枚の列カードになります(チップか何かを置いて目印にするとよいでしょう)。通常はいずれも3枚までだったのが、これらの列ではそれぞれ2枚まで、4枚までカードを置くことができます。