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ヒッポダイスに沢田氏のスクエア・オン・セール

独  ボッフムのゲームサークル・ヒッポダイスゲームクラブは第17回ゲームデザイナーコンテスト(Spielautorenwetbewerb)の結果を発表し、沢田大樹氏のスクエア・オン・セールが1位に選ばれました。沢田氏は造形家倶楽部の入賞経験もありますが、1位の栄冠を手にしたのはアジア初の大快挙です。

 スクエア・オン・セールは同時多発の競りゲーム。ドイツ語の紹介文(PDF、2.8MB)では競りには触れられておらず、5×5のマスにオセロの要領で建物を建築していくゲームと書かれています。ちょうど今年のゲームマーケットで製品版が発売されることになっており、その真相を確かめることができるでしょう。沢田氏によるとドイツでは「間違ったルールで遊ばれているような気がしてならない」(ブログ)そうです。

 最終ラウンドに残った8人はドイツ2、アメリカ2、カナダ、オランダ、イギリス、日本各1。アレアのS.ブリュック氏、コスモスのF.グリューバー氏など大手メーカーの目利き編集者と、ドイツ年間ゲーム大賞審査員のW.ヘロルド氏が審査にあたりました。結果は1位の沢田氏以下、2位イギリス人、3位カナダ人と、昨年と同様に非ドイツ圏が上位を占めており、国外からの新しい風を求める風潮が感じられます。

 授賞式は6月4、5日に開かれるゲッティンゲン・ゲームデザイナー会議にて。今年からドイツ年間ゲーム大賞審査委員会が若手デザイナーに合計2500ユーロの奨励金を拠出することになっており、これからのデザイナーの活躍が期待されています。日本のゲームデザイナーも後に続いてどんどん世界にはばたいていってもらいたいものです。(Hippodice

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GAMAトレードショー、各社の進展状況

米 ニューヨークトイフェア アメリカのゲーム生産者組合(GAMA)が年に1度行うするトレードショーが3月14日から4日間にわたってニューヨークで開催されました。先月開催されたニューヨークトイフェアとは異なり趣味色の強いマーケットで、フリースペースが用意され1つ1つのゲームを遊ぶことができます。

 出展された作品数は中小企業が多いもののニューヨークトイフェアを凌ぐほど。ファンタジーフライトなど、ドイツゲームとは一線を画した展開をしているメーカーもあり、ドイツゲームと並んで目の離せない市場です。(リンクはGamewireの写真画像、は注目作)。(Gamefest



・フェイス2フェイスゲームズ
カウタウン(Cowtown、R.ボーグ作のカードゲーム)、ブームタウン拡張(今冬)、キャントストップ(旧版と同じプラスチックのボードで)
・ファンタジーフライトゲームズ
頭脳絶好調(Ingenious・4月)、アーカムホラー(Arkham Horror新版・5月)、指輪物語・対決デラックス版(Lord of the Rings The Confrontation – Deluxe Edition・5月)、ルーンバウンド(Runebound第2版・6月)、ルーンバウンド拡張・恐怖の島(Runebound – The Island of Dread・6月)、同拡張・マルガスの影(Shadows of Margath・8月)、同拡張・ミッドナイト(Midnight・11月)、家系・暗闇の旅(Descent: Journeys in the Dark・6月)、ウォークラフトの世界・ボードゲーム(World of Warcraft – The Board Game・秋)、マーベル・ヒーローズ(Marvel Heroes・10月)、ウォーリアーナイト(Warrior Knights再販・8月)、ドラキュラの怒り(Fury of Dracula再販・12月)、ブラッドロイヤル(Blood Royale・来年)、ブリタニア(Britannia・9月)、ベオウルフ伝説(Beowulf – The Legend・R.クニツィア・10月)、七王国の玉座拡張・剣の嵐(A Game of Thrones: The Boardgame – A Storm of Swords Expansion・10月)、指輪の戦い拡張・第三期戦争(War of the Ring: Battles of the Third Age・10月)、アルゴ(Argo・B.フェドゥッティ・10月)、ウィング・オブ・ウォー・後ろに注意!(Wings of War – Watch Your Back!)、同・燃えるドラゴ(Wings of War – Burning Drachens)
・カフェゲームズ
フォーミュラ・デ:バーレーン、シャンハイ(Formula De: Bahrain, Shanghai・3月末〜4月初旬)、マレ・ノストルム神話拡張(Mare Nostrum Mythology Expansion・5月)、テンパス(Tempus、10月)、アベカエサル(Ave
Caesar再販・10月)
・デイズ・オブ・ワンダー
メモワール’44拡張(建物と地形+シナリオ)、拡張2(ロシア軍+シナリオ)、海賊の入り江拡張修道院殺人事件拡張
・リオグランデ
メトロ、アルハンブラ、ラッキーループ、インダストリア、庭師の技、ギルド革命、マックラバー、アイキテクトン、インカの黄金、ジャンクタイルゲーム、ローマ革命、タクシー、アルハンブラ拡張、グラシアス、アーサー王カードゲーム
・アスモデー
ダンジョン・ツイスター(Dungeon Twister・6月)、同フィギュア(Dungeon Twister Figurines)、同拡張・パラディンとドラゴン(Paladins and Dragons・9月)、同3・4人用拡張(年末)
・メイフェアゲームズ
カンダミール(ルール変更あり)
・Zマンゲームズ
原始スープ、サンチアゴ、お邪魔者、ダンジョンヴィレ(Dungeonville・J.エルンスト&M.セリンカー・7-8月)、無法ストリート(Street Illegal、H.グルンペラー・7-8月)、未確認歩行物体(UWO)、パルテノン(Parthenon・A.パークス)、シルクロード(Silk Road・T.チータム&B.フェドゥッティ・9月)、城の商人(Castle Merchants・N.デンジャー)
・アバロンヒル
モンスターの脅威・アメリカ(Monsters Menace America)、ネクサス・オプス(Nexus Ops)、ロボラリー(Robo Rally再販)、ベガス・ショーダウン(Vegas Showdown)
・ユアムーブゲームズ
継承(Succession)、宇宙ステーション襲撃(Space Station Assault)、バトルグラウンド・ファンタジー戦争(Battleground: Fantasy Warfare)
・トワイライト・クリエーション
隠された戦い(Hidden Conflict、5月)、アワード・ショー(Award Show・6月)、バッグオーゾンビーズ・ドッグス(Bag O’ Zombies!!! DOGS!!!、6月)、ミッドエビル(MidEvil・8月)、ホーンティングハウス3:幽霊物語(Haunting House 3 – A Ghost Story・10月)
・プレイルーム
通路(Tsuro、ルートをつなげるタイル配置ゲーム、秋)
・ブラインド・ラック・スタジオ
アハルダラフドのキャラバン(Caravans of Ahldarahd・5月)、火の子ども(Children of Fire・6月)、ザ・ピッチTV版(The Pitch! TV Edition・10月)