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B2FGames訪問

東京の町田で用事があった折に、ふと思い立って立川のボードゲームショップB2FGamesに行ってきた。ちょうど新しいボードゲーム問屋New Games Orderを立ち上げて話題になったのを思い出したのもしれない。木昼ゲーム会なんていうのもあったなぁと。
町田から立川までは50分。携帯で住所を調べて交番で聞いたら、ホームページで見た地図よりずっと西だった。お店の近くを歩いていた人がいて、ボードゲーマーらしいいでたちの方についていったら大正解。B2Fのネット情報発信源となっている峰岸さんだった。
2人でちょうど開店の少し前に到着。吉田店長はトイレ掃除をしていた。それからお客さんも時折来る中、1時間ほどおしゃべり。普段からこういうトーク対面販売をモットーとしているB2Fの活動は、ブログで軽口風の日記を読んで想像するものとは全く違う。百聞は一見にしかず。
こちらのお店の顧客は、初めて3年以内という方がほとんどで、大学生も多いという。草場さんがゲームマーケットのターゲットにしたがっている、フリークでも初心者でもない第3の層である。
ボードゲームにはまって2〜3年というと、同じゲームを遊んで遊んで遊び倒しつつ、新しいゲームを恐る恐る探している時期だ。楽しめないゲームがあると、ネットで「中傷」したがる時期でもある。そんな若人に店長はじっくり時間をかけて付き合い、地元に根を張ってボードゲームの楽しさを広めていた。
メビウスの能勢店長さんが昔インタビューで、お店が増えるのは食い合いよりもトータルのパイが広がるメリットのほうが大きいと仰っていた。ボードゲームはまだまだマイナーだから、全国どこでも、お店を出せばその近隣に新たな愛好者が生まれる(その数は店長の手腕によるだろうけれど)。規模は焼き鳥屋チェーン店ぐらいでも、道府県庁所在地、少なくとも全国の政令指定都市にはボードゲームショップが1件ずつあってもやっていけるのではないか。
吉田店長とはゲームマーケットやニュルンベルクでしゃべったことがあったが、これだけゆっくりお話できたのは初めて。”Do as boardgamers do!”……生き方が万事ゲームのようになっているユニークな方で、次々と湧き出てるアイデアに興味が尽きなかった。
せっかくなのでいろいろゲームも遊ばせて頂き、気がつけば閉店時刻の21時。それからまた話し込んでいたので、立川から中央線に乗って東京まできたら、つくば行きの最終バスまであと2分しかなかった。ダッシュでセーフ!
B3FGames:開店と共に
minegiの雑多な日々の日記:久々に木曜ゲーム会っぽく

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ボードゲーム問屋「New Games Order」発足

B2Fゲームズのブログによると、新しいボードゲーム問屋「New Games Order」が立ち上がることが明らかになった。定価の65〜70%という原価の現況を下げ、日本語ルールのクオリティを上げることを目指す。
近年、同じ会社のボードゲームを複数のショップが平行して輸入し、それぞれ独自に日本語ルールをつけて販売するという例が増えている。発売日・価格・日本語ルールのクオリティを競うのは健全だという意見もある一方、市場規模が小さい中でのコストの重複は、価格の上昇やショップの体力低下を招くことが懸念されていた。商品のほとんど全てが海外製品であるため、原価が高止まりしがちなこともこの背景にある。
これに対し、New Games Orderは海外の問屋を通さずにメーカーから直接一括で仕入れ、日本語ルールを付属することで原価・輸送コスト・ルール翻訳コストを下げることを目指す。またアイテム数は限るものの、ユーザに直売せず、100セット以上仕入れることで安定供給も期待される。発売直後に売り切れて数ヶ月手に入らないという状況も改善されるだろう。
また国内で初めて、ユーザーに直売しないという方向を立てている。小売にとって魅力的な商材というものを維持することによって、国内のショップの力になることも目指す。現状ではメビウスゲームズをはじめ、輸入卸を行っている全てのショップがユーザーへの直売も行っている。
群雄割拠する国内のボードゲーム業界。この問屋の出現で再編なるか、また市場規模が国内の問屋を支えられるぐらいまで拡大するか、今後の動きが注目される。
B2FGames:3月2日、新会社設立します。New Games Order。