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IGA2009、ノミネート発表

欧米のゲーム関係者で組織される国際ゲーマーズ賞のノミネート作品が、8月10日に発表された。対象となるのは2008年7月〜2009年6月に発売された新作ボードゲーム。一般戦略ゲームはマルチプレイヤーズゲームと、2人用ゲームの2部門に分かれており、このほかに歴史シミュレーションゲームのカテゴリーがある。
マルチプレイヤーズゲームにノミネートされた10作品はいずれも昨年秋から今年の話題作ばかり。日本語版が製作されているゲームも4タイトルほど並んだ。2人用ゲームでは『1808年5月2日』や『大聖堂デュエル』など5タイトルがノミネートされている。詳しくはリンク先を参照。
発表は9月の予定で、授賞式は10月のエッセン国際ゲーム祭期間中に行われる。
【国際ゲーマーズ賞2009一般戦略ゲーム・マルチプレイヤーズ部門ノミネート】
オートモービル(Automobile / M.ワレス)
バトルスターギャラクティカ(Battlestar Galactica / C.コニエツカ)
ダイヤモンドクラブ(Diamonds Club / R.ドーン)
ドミニオン(Dominion / D.ヴァッカリーノ)
ルアーブル(Le Havre / U.ローゼンベルク)
ロール・スルー・ザ・エイジ(Roll Through the Ages / M.リーコック)
スモールワールド(Small World / P.ケヤーツ)
スノーテイルズ(Snow Tails / F&G.ラモント)
スペースアラート(Space Alert / V.フヴァキル)
スチーム(Steam / M.ワレス)
International Gamers Award:Finalists for 2009 IGA Announced

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IGDAテーブルゲーム交流会

8月9日(日)、秋葉原のUDXにて「IGDA日本第5回テーブルゲーム交流会」に参加。前回は家族の都合でドタキャンとなり、今回もお盆前で無理かなと思っていた。ところが、御仏の思し召しか、ぽっかりと用事が空いて念願が叶う。
とはいえ午前中は仕事で、その後に新幹線で上京したので、到着したのは夕方遅く。広い会場はテーブルがほとんど埋まり、参加者は思い思いにゲームを楽しんでいる。早速始まろうとしていた多人数ニムト卓につく。久しぶりに遊んだが、1つ差でアウトだったとか、セーフだったとか、ワイワイ盛り上がる楽しさは健在である。
続いてずーあーさんと『カルタッチョ』。エイベックスが出した2人用サッカーカードゲームで、ほかに野球とゴルフがある。このゲームは交互にドロー&プレイする方式。グラウンドを4つのエリアに分け、ボールがあるエリアのカードを出して奥のエリアに蹴りこむ。シュートカードを出せたら、捨て札を1枚めくってゴール判定する。きわめてシンプル。
ゴールが危なくなったら、反撃の手を休めて捨て札にシュート失敗のカードを捨てておくという戦略も考えられるが、とにかく相手側にボールを押し込み合うのが基本。押し込んでもすぐに返され、返されたのをまた押し込んでとめまぐるしい。緻密なパスサッカーではなく、小学生のバカ蹴りサッカーという感じだったが、スポーツゲームのスピード感がよく出ていた。ずーあーさんは盛り上げるのが上手くて、実況中継風の会話を交えながらバカ騒ぎする。
ところで左右サイドが分かれているのは単なるフレーバーだった。エリアだけでなく、サイドも同じでないとカードを出せないと勘違いしやすい。
ここで第一部が終了し、休憩を経て第二部の懇親会開始。ここでは美味しい料理と飲物に舌鼓を打ちながら(すごく美味かった)、ずーあーさんがDSに移植されたボードゲームの紹介を聞く。プレイ画面を大モニターで見せながらの説明で『クニツィア博士の脳トレ』『スコットランドヤード』『カタン』『怒るハリネズミ』を紹介。
DSは持っておらず、動くゲーム画面は見たことがなかったので、『スコットランドヤード』のスピーディな展開や『カタン』の交渉のやり方など大いに感心する。『ドラクエ9』の誘惑を何とか退けたのに、また欲しくてたまらなくなってしまった。『怒るハリネズミ』はキャラはキモいわ、BGMはないわ、バグるわで大失敗というオチ。しかもここで辺りを見回すと、みんなゲームを始めてしまって、聞いていたのはたった4人だったというオチも笑えた。ほんとずーあーさんは、盛り上げるのが上手い(?)。
その後で3人ドメモ。ちょっとした仕草や考える時間も相手へのヒントになるため、同じメンバーで繰り返し遊ぶと面白さが上がるといういいゲームだ。終了時間まで何ゲーム遊んだか憶えていない。
初めての参加だったが、ずーあーさんのほかにも知り合いが何人かいて、新しい情報も仕入れられた。草場さんはトランプ遊びの本の広東語版を見せて下さり、新大陸の坂本さんはARGという新しい遊びを紹介して下さり、タナカマさんからはショップの新入荷情報を伺い、ふぁみ(イカンガー)さんからは衰えぬゲーム制作の情熱を感じた。自分が遊ぶだけではなく、外に向かって発信している人に、私は強いシンパシーを感じる。
知り合いがいたとはいえ、大部分は見知らぬ人ばかり。もしかしたら、ゲームマーケットよりも知り合いの比率は小さいかもしれない。マニアックな感じの人は少なく、女性も結構参加していた。それだけ普通に楽しむ人が増えていることだろう。ボードゲームの広がりを肌で感じることができて幸せだった。