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書けた?(Haste Worte)

知識量よりも勢いだ!
ゲーム内容はこちら。もともとは1997年にF.X.シュミットから発売されたが、その後2003年にシュピールツァイトから、2009年にフッフ&フレンズから再販されているという隠れたロングセラー。大賞作家のクラマーとキースリングが作ったコミュニケーションゲームということでも注目度が高い。
今回遊んだのはゲームストアバネストがテーブルゲームフェスティバルやゲームマーケットで販売したもので、問題カードやハンディキャップカードも全て日本語化されているスグレもの。通販サイトでは見つからないので、今も取り扱っているかどうかは不明(9月18日現在)。
正解不正解はみんなで決めるというのと、言葉が部分的にでもかぶったらダメというルールで盛り上がった。「ベネチアに関するもの」というお題で、ジョジョを出してきた秋水さん。ギアッチョはセーフだったが、後続は知っている人がいなくてNG。ほかに「野菜」でスイカはOKだがキノコ類は全部アウトだったり。かぶったらダメというルールでは、ひとつ発表されるたび「言われた!」「もうダメだ」という声が次々に上がる。もう明け方だったことも手伝って変な空気が渦巻いていた。
強気で飛ばした私が、ハンディキャップでもちょっとずつ加点して逃げ切り。頭が冴えていた(というか、このゲームが始まってから冴えてきた)。
ムード』などと同様、直訳でなく、ローカライズしたお題で日本語版が発売されたらいいのにと思う。都道府県名で、余裕と思っていたら「山」で全部消されてしまうとか。
Haste Worte
W.クラマー、M.キースリング作/シュピールツァイト
3〜8人用/12歳以上/45〜60分

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ドイツゲーム賞2009に『ドミニオン』

ドイツゲーム賞2009エッセン国際ゲーム祭を主催するフリードヘルム・メルツ社は、今年のドイツゲーム賞を発表した。ドイツ語圏を中心とする一般愛好者の人気投票で選ばれた今年に一番人気は『ドミニオン』。『カルカソンヌ』以来8年ぶり6度目となるドイツ年間ゲーム大賞との二冠に輝いた。
ドイツゲーム賞は愛好者が5タイトルまでを投票し、上から5〜1点で集計する。1位の『ドミニオン』は2位の『ル・アーブル』に2000点の差をつける堂々の1位。昨年の『アグリコラ』(4497点)を上回り、1000点ほどの差だった2位(『ストーンエイジ』)との差も倍に広がっている。この数字は『ドミニオン』の圧倒的な人気を物語っている。
ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた5タイトルは、『フィット』以外全て入賞している。一方、ノミネートにも推薦リストにも特別賞にも入っていないにも関わらず入賞したのは『ル・アーブル』『スモールワールド』『スルーザエイジ』『シャーウッドの森』の4タイトル。いずれもプレイ時間の長い重量級ゲームである。
10位までの入賞作は全て日本でも発売されている。まだ遊んでいないのはどれ?
【ドイツゲーム賞2009】
1位:ドミニオン(Dominion / D.ヴァッカリーノ / ハンス)4735pt.
2位:ル・アーブル(Le Havre / U.ローゼンベルク / ルックアウト)2559pt.
3位:パンデミック(Pandemie / M.リーコック / ペガサス)2504pt.
4位:フィンカ(Finca / R.ツアリンデ、W.ゼントカー / ハンス)1695pt.
5位:スモールワールド(Small World / P.ケヤーツ / デイズ)1155pt.
6位:ヴァルドラ(Valdora / M.シャハト / アバクス)1002pt.
7位:ダイヤモンドクラブ(Diamonds Club / R.ドーン / ラベンス)911pt.
8位:スルーザエイジ(Im Wandel der Zeiten / V.フヴァキル / ペガサス)718pt.
9位:シャーウッドの森(Sherwood Forest / N.フィンケマイヤー / エッガート)679pt.
10位:ファウナ(Fauna / F.フリーゼ / フッフ・フレンズ)657pt.
キッズゲーム賞:千鏡の城(Burg der 1000 Spiegel / I.ブラント、M.ブラント / コスモス)
模範ルール賞:ダイヤモンドクラブ(Diamonds Club / R.ドーン / ラベンスバーガー)
Deutscher Spiele Preis:Das Jahresergebnis 2009