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君はロボットだ!(You Robot)

言われたとおりにやる
種類の少ない命令で規定のポーズを取らせるアクションゲーム。『キャシュ&ガンズ』や『ゴーストストーリー』で知られたフランスノメーカー、レポスプロダクションの小さなカードゲームである。
2人1組(奇数の場合、1人が審判)になり、1人が博士、もう1人がロボットの役になる。博士がみんなでポーズを確認したら、それぞれ自分のロボットの前に立ってスタート。
博士が持っているコマンドカードは、「体」、「手」、「矢印」、「回転」、「つかむ」、「頭」しかない。これらを順番に見せてロボットを操る。しゃべっていいのは「ストップ」だけ。ジェスチャーも禁止。体、下、手、右、手、左・・・。ロボットは、黙々と指示に従う。ちなみに「頭」というのは「自分で考えろ」という指示で、これまでの指示や、ほかのロボットの動き、さらに創意工夫でポーズを取れということである。
最初に規定のポーズに達したチームが得点。奇数の場合、チームを組み直して次のラウンドを始める。
神尾さんがロボットとして優秀な活躍。かゆかゆさんの擦り込み作戦に素直に応じたり、最初からポーズの半分ができあがっていたり。クラウチングスタートのポーズでは4人が四つん這いに並んで何か屈辱的な感じ。夜の12時過ぎ、大の大人が何をやっているんだか。
でも、言葉はほとんど交わさず、ただただ言われた通りにやるだけなので、そんなに恥ずかしくない。マッドサイエンティストの研究室のような異様な雰囲気が楽しめた。ずっと同じ姿勢でいるのは疲れたけど、ロボットになるのもたまにはいいな。
You Robot
A.リボレ/ルポプロダクション(2009)
4〜10人用/6歳以上/20分

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プラネットスチーム(Planet Steam)

ひとつの資源すら無駄にできぬ
ゲーム内容はこちら。経験者の利を生かそうと序盤から財産証明書を手に入れたり、工場を連結して大量生産をもくろんだりしたが、3ラウンド目で痛恨の資金ショート。一番安いエネルギー拡張すら買えなくなり、何も生産できない工場が出てしまった。ほかの人も生産力が上がらず、中央の在庫は一気に枯渇。お金もないし資源もないしで、細々とした経営を余儀なくされた。
連結で大量生産体制を作った神尾さんがリードしたかに見えたが、資源が高騰したときに売りすぎたのと、次に生産するエネルギーが足りなくなったのとで後退。コンプレッサーを2つも作って着実で効率的な生産を続けていたぽちょむきんすたーさんが1位。
1つの資源でも無駄にできず、次のラウンド、次の次のラウンドまで見据えて使っていかなければならない。ちょっとした歯車のかけ違いで勝敗が分かれる、高度に戦略的なゲームである。
Planet Steam
H-G.ティーマン作/ルドアート(2008)
2〜5人用、12歳以上、120分