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イラスト募集中(Einfalls-Pinsel)

強硬な意見がブラフに
ゲーム内容はこちら。絵を描くゲームというと不得意だからと尻込みする方も多いが、上手である必要は全くない。それどころか、何を描きたかったのか分からないくらい下手なほうがむしろよい。今回もたくさんの名作が登場して笑わせた。
みんなが描いたイラストを、ランダムに3枚ずつ出し、広告のコピーが発表される。コピーに合うイラストはどれか、自由に意見を述べる。その後で採点して、得点をイラストに記入しておく。それからイラストの作者が誰かを予想するフェイズがあり、また新しいイラストとコピーが出る。
一番笑え、そして考えるのは自由に意見を述べるところ。自分の作品を推して点数を稼ぎたいが、あからさまだったり我田引水だったりすればするほど怪しまれる。そこでほかの人の作品も適度にほめつつ、さりげなく自分の作品もアピールする。場合によってはマークを外すため、ほかの人の作品を強硬に推す場面も。何しろ最後まで自分の作品だと当てられなければ5点も入る。ブラフもしたくなるというもの。
tomokさんの描いたもじゃもじゃなキャラクター。1周目はドッグフードのイラストで「これは犬なんです」と説明されていたのに、2周目は政治ポスターのイラストで「これは政治家なんです。」ミステリーのイラストで円盤の絵をゾウリムシに見立てたり、ドラえもんをブルーマンだと言ったり、よくぞこれだけ想像性がはたらくものだとみんなで笑った。
Einfalls-Pinsel
K.トイバー/ASS(1990年)
3〜5人用/12歳以上/30分

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ひつじのショーン:ヒツジ集まれ(Shaun das Schaf)

ヒツジを愛でるヒマはない
日本でも放映されたクレイアニメ『ひつじのショーン』。日本にも『ひつじのショーン バランスゲーム』や『ひつじのショーン ボーリングゲーム』などアクションゲームあるが、ドイツで製品化されたゲームはもう少し手が込んでいる。これなんか何気にドーラの作品ですよ?
カードゲームである『ヒツジ集まれ』は直感勝負のパターン認識ゲーム。カードを2枚めくって、たくさん羊がいるところで、白い羊が多いと思うなら「攻撃カード」、黒い羊が多いと思うなら「撤退カード」、同数だと思うなら「様子見カード」を出す。正解者の中で一番早く出した人がポイント。同時ならさらに1枚加えて勝負する。
大人同士でやると、ゼロコンマ数秒の勝負。ちょっとでも気後れしたらもう勝てない。それは分かっていても迷いが生じてしまって最下位。子供だったらもう少し和気藹々と遊べるかな。
Shaun das Schaf – Komme, was Wolle
A.シェーファー/コスモス(2009年)
2〜4人用/6歳以上/5分