Posted in ゲーム賞

オーストラリアゲーム賞に『パンデミック』

オーストラリアのボードゲーム普及団体「ボードゲームズ・オーストラリア(Boardgames Australia)」は今年のベストゲームを3部門について発表し、『パンデミック』などが選ばれた。
この賞は毎年1月から3ヶ月にわたって応募された新作から、5名の審査員が選考する仕組み。第1回目だった昨年は『テンデイズ・アジア』『コリドールキッズ』『考古学カードゲーム』が選ばれ、『考古学カードゲーム』はアメリカのズィーマンゲームズから国際デビューを果たしている。
国際ゲームの候補には『パンデミック』のほか、『アクアレット』、『リバーフィーバー』、『イリウム』、『マスターラビリンス』、『メトロポリス』、『オレゴン』、『ピック・パック』、『レッドノーベンバー』、『チケットトゥライド・カードゲーム』、『魔法にかかったみたい』の10タイトルが挙げられている。『パンデミック』を凌ぐ今年のヒット作である『ドミニオン』は入っていない。
【オーストラリアゲーム賞2009】
ベスト国際ゲーム:パンデミック(Pandemic)
ベストキッズゲーム:ねことねずみの大レース(Viva Topo!)
ベスト国産ゲーム:ソート(Sorts for Kids)
Boardgames Australia:Best International Game 2009
TGW:オーストラリアゲーム賞に『10デイズインアジア』ほか

Posted in ゲーム賞

エッセンの人気投票は『ヴァスコ・ダ・ガマ』

10月22日から4日間にかけて、ドイツ・エッセンで国際ボードゲーム祭「シュピール」が開かれた。この会期中に発売された新作は600タイトルと過去最高。4日間だけで全てを遊ぶことはできない。
ドイツのボードゲーム情報誌『フェアプレイ』は、毎年会場で来場者から人気投票を集めている。600タイトル全てではないが、前情報のある主なゲームをリストにして、6段階評価をつけてもらう仕組み。投票結果は毎日数時間おきに更新される。この結果を見て、遊ぶゲームを決める来場者も少なくない。
エッセン国際ゲーム祭で発売されるゲームはゲーマー向けが多く、複雑なゲームが高い評価を受けやすい。一方、翌年のニュルンベルク国際玩具見本市ではファミリー向けが多く、複雑なゲームはほとんど発表されない。そのため、『フェアプレイ』の人気投票は、同じくゲーマー向けが並ぶドイツゲーム賞を占う重要な手がかりになる。
日曜日に発表された最終結果は以下の通り。1位の『ヴァスコ・ダ・ガマ』はイタリアのホワッツ・ユア・ゲーム社から発売された新作で、大航海時代を舞台に、船を建造し、船員を雇い、特殊能力を駆使してアメリカ大陸を目指すゲーム。現在トレンドのシステムであるワーカープレイスメントがゲーム全体に張り巡らされており、長期的な戦略を必要とする。
2位は賄賂を払って会社の昇進をする『権力ゲーム』、3位には東洋を舞台にした交易ゲーム『マカオ』が入った。『マカオ』は票数が100票以上と多く、注目されていることが分かる。
【フェアプレイ誌人気投票「スカウト・アクション」】
1位:ヴァスコ・ダ・ガマ(Vasco di Gama / ホワッツ・ユア・ゲーム)1.38/34票
2位:権力ゲーム(Machtspiele / エッガートシュピーレ)1.81/58票
3位:マカオ(Macao / アレア)1.88/106票
4位:エンデバー(Magister Navis / ルックアウトゲームズ)1.92/48票
5位:ダンジョンロード(Dungeon Lords / チェコゲームズ)1.94/48票
6位:洛陽の門(Vor den Toren von Loyang / ホールゲームズ)1.94/51票
7位:エジツィア(Egizia / ハンス・イム・グリュック)2,00/91票
8位:電力会社:工場マネージャー(Funkenschlag-Fabrikmanager / 2Fシュピーレ)2.04/72票
9位:ハンザ・テウトニカ(Hansa Teutonica / アルゲントゥム)2,05/43票
10位:カーソンシティ(Carson City / フッフ・フレンズ)2.06/97票
Scout Aktion: Endstand Sonntag 25.10.