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ミイラの宝(Schatz der Mumie)

振りなおすジレンマ
ダイスを振って宝を集めるゲーム。タイルは1〜4マスのものがあって、タイルの目をダイスで出せればゲットできる。振りなおしは2回までで、好きな分だけでOK。手に入れたタイルは自分のボードに並べて、先に全部埋めた人の勝ち。
それだけのゲームなので、子供でも十分理解できるが、遊んでみると思わぬジレンマに悶絶した。誰でも4マスのタイルを取りたい。でも4マスのタイルを取るには、対応する目を4つ出さなければならない。1つでも出なかったら何ももらえずじまいだ。一方、1〜3マスのタイルは取りやすいが、ボードがなかなか埋まらない。
最初は4マスのタイルを狙ってもよい。でも1投目で全く違う目だったときに、ほかのタイルに切り替えるか、それとも一か八か4マスタイルを狙い続けるか。
さらに、4マスのタイルを狙いつつ、外れても1マスのタイルは取れるようにしておくというような保険をかけることができたり、ボードの空きマスが少なくなる終盤は取れるタイルの種類が少なくて上がりにくくなったりと、小粋な仕掛けが用意されていてニヤリ。ダイス運はもちろんあるが、ちょっとした選択の巧拙が積み重なっていく感じだ。
karokuさんが着実に、ときに大胆に集めて1位。ビハインドして一発狙いになったふうかさんは1枚タイルすらもらえない状況が続いていておかしかった。神尾さんと私はヘンに確率計算したり、相手を見てタイルを選んだりしてみたが、あと一歩。神尾さんはたいそう気に入ったらしくご購入〜。小箱なのでお得感がある。
Schatz der Mumie
M.トイブナー作/ハバ(2009年)
2〜4人用/5歳以上/10分

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アンケート:遊ばないゲームは

Q.29:遊ばなくなったゲーム、どうしてる?(2009年10月)

A.とにかくしまっておく 128票(70%)
B.有料で放出(ヤフオクなど) 39票(21%)
C.無料で放出(または廃棄) 16票(9%)

新作が次々と発売される現状、遊びきれないだけでなく、遊んでも保管場所に困るという問題があります。ボードゲームの箱は大きく、日本の住宅は小さいというところで、ゲームの処分方法について尋ねました。その結果7割が手放さないと回答。ヤフオクやゲームマーケットなどで売却している人が2割、捨てたりあげたりしている人は1割に留まりました。たくさん所有している方は、整理しおかないと何がどこにあったか分からなくなるもの。放出しないにしても、メーカーやデザイナーごとに分類するなど、死蔵しないための工夫を心がけてみてはいかがでしょうか。