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レイヴァーゲームズ廃業

レイヴァーゲームズ『生きてる!(It’s Alive!)』などで知られるイギリスの個人メーカー、レイヴァーゲームズ(Reiver Games)が廃業される見通しであることを、J.ポープ社長が自身のブログで明らかにした。
自身がすでに13,000ポンド(約180万円)ほどの自己資金をつぎ込んでおり、新しいゲームを発売するのに必要な15,000ポンド(約200万円)の金策がつかなくなったため。3月からウェブで資金提供を呼びかけていたが集まらなかったようだ。
同社の製品『生きてる!』『シュメール』『カルペ・アストラ』(リンク先:ゲームストアバネスト)の在庫について、どのように処分するかは未定となっている。ポープ社長は、デザイナーが信頼してアイデアを寄せてくれたゲームなので、投売りはしたくないとのこと。
レイヴァーゲームズは2006年に『ボードレイヴァーズ(Border Reivers)』を100個制作してスタート、イギリスの展示会を足がかりに国際的に展開、2008年には社長がフルタイムで業務にあたれるほどに成長していた。『生きてる!』の日本語ルールが、同社のホームページで公開されるなど、日本にも販路を持っていたメーカーの廃業は残念なニュースである。
Board Games – Creation And Play:Au Revoir

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ひつじのショーン:ウンコアラーム(Köttel-Alarm)

ウンコクレイアニメ
ひつじのショーンウンコアラーム
先日『ひつじのショーン:ヒツジ集まれ』を遊んだときに、ほかにもいくつかゲームが出ていることを知った。特に注目されたのが私が大好きなデザイナー、シュテファン・ドラの作品であるこのゲーム。早速ドイツアマゾンで個人輸入した。
ゲームは自分のヒツジがまき散らしたウンコを、クマデで片付けるというもの。箱をそのまま使ったボードに、お邪魔キャラの黒ヒツジなどを立て、ウンココマをまき散らす。プンプン匂いが漂ってきそうな牧場の出来上がり。
目標は盤上から自分のウンコを全てなくすこと。手番になったらダイスを振り、自分の色の目が出たら1個取り除く。ほかの人の目が出たら何もせず手番終了。でも腕の見せ所はクマデマークが出たときだ。
左どなりの人がダイスを持って「ウンコアラーム!」を宣言。左どなりの人がダイスを振っている間に、クマデでウンコをかき集め、中央の穴に入れる。クマデマークが出たら再びウンコアラームが出て終了。何気なくすごい光景ですよ?
ウンコを盤外に飛ばしたり、お邪魔キャラを倒したりすると中断して元に戻さなくてはならない。でも、ほかの人のウンコを間違って穴に入れるのはほかの人が喜ぶだけでOK。
誰かがウンコを全部片付けたら1ラウンド終了で、ウンコチップを3枚もらう(あまり嬉しくない……)。ほかの人は残ったウンココマの数に応じてウンコチップを1〜2枚もらえる。2ラウンド繰り返して、ウンコチップの多い人が勝ち。
くさのまさんとサシで勝負。残り個数が少なくなるにつれヒートアップ。くさのまさんが残り1個というところで私が一気に片付けて勝利。思いのほか奮闘した(フンだけに)。
ウンココマは木製で筒状になっているので、よく転がるのがかえって片づけを難しくする。ちょっと乱暴にすればすぐ盤外に飛び出してしまう。となりの人のダイスロールに焦らずに、慎重な手さばきが要求されるゲームである。このテーマ、原作者的にはOKかと思ったら、アニメにも普通にウンコが登場するらしい(ビックリした拍子にウンコをもらすとか)。これは今度DVDを借りてきて見てみないと。
Shaun das Schaf – Köttel-Alarm
S.ドラ作/コスモス(2009年)
2〜4人用/5歳以上/15分
国内未発売