電子だるまさんゲーム(Electric Dharmasan Game)
シビアなだるまセンサー
機械が「だるまさんころんだ」という間に、だるまを積み上げるアクションゲーム。だるまには電子の目(赤外線センサー)がついていて、「だるまさんころんだ」と言っている間だけセンサーが解除される。その間にすばやく積み上げなければならない。集中力が要求される。
スイッチを押してだるまさんが「対決じゃ」と言ったらスタート。少し間をおいて「だるまさんがころんだ」というので、その間にすかさず手を入れて中央にだるまを置く。セーフなら、またちょっと間をおいて「だるまさんがころんだ」というので次の人がだるまを重ねる。これを繰り返して手持ちのだるまを最初になくした人の勝ち。
「だるまさんがころんだ」という前に手を入れたり、手を抜くのが遅かったりすると「だぁ〜めだっぺ」と言われてしまう。また積んであるだるまを崩してもいけない。失敗したら引き取り。
「だるまさんがころんだ」が始まるタイミングはランダムな上、「だるまさんがころんだ」を読む早さも早くなったり遅くなったり、途中からいきなり早くなったりと芸が細かい。さらに2段階調節機能があり、レベル2では1.2倍の速さになるという。レベル1からもう子どもには無理な速さなのに、レベル2になったらもうプロフェッショナル。
ネットで検索したが、このゲームの情報は得られなかった。何しろ定価6800円(私は近所のおもちゃ屋で1000円で購入)。いくらマイコン搭載、センサー使用とはいえ、この値段ではほとんど売れなかったのではないか。まだどこかのおもちゃ屋さんや倉庫に眠っているかもしれない。
電子だるまさんゲーム
飯島潤子/ピープル(1990年頃?)
1〜4人用/5歳以上/3分
ドイツ・メンサ賞に『頭脳絶好調』
IQテストで上位2%の成績を出した人が入れる国際団体「メンサ」のドイツ支部は、今年初めて、ボードゲームの賞を発表した。世界中で11万人いる会員のうち8500人を占めるドイツの会員が投票で選んだボードゲームは、『頭脳絶好調(Einfach Genial)』だった。
対象となったのは2004年から2008年の間にドイツで発売されたボードゲームで、運だけのゲーム、知識だけを問うゲーム、キッズゲームは除く。2009年の4月から7月にかけてノミネート投票が行われ、上位だったゲームについて8月から10月に決選投票が行われた。
ノミネートされたのは『アグリコラ』『ケイラス』『ドミニオン』『頭脳絶好調』『フィレンツェの匠』『ハイブ』『パンデミック』『ディアヴォロの橋』『大聖堂』『ストーンエイジ』『ウボンゴ』『ザヴァンドールの王笏』の12タイトル。決選投票では『頭脳絶好調』13%、『ドミニオン』11.7%、『ウボンゴ』11.1%、『ストーンエイジ』9.5%、『大聖堂』9.2%のポイント獲得となった。
授賞式は1月30日にヘッセンで行われ、その前々日には第2回『頭脳絶好調』ドイツ選手権の決勝も同会場で開かれる。
『頭脳絶好調』は2004年に発売されたR.クニツィアによるタイル配置ゲーム。ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、オーストリアゲーム大賞、ドイツゲーム賞5位、スイスゲーム賞フリーク部門1位、日本ボードゲーム大賞(入門者部門)1位、などの評価を収めている。
・Wikipedia:メンサ
・Mensa Spielepreis公式ページ
・Einfach Genial ドイツ選手権公式ページ