ドイツ年間ゲーム大賞2010ノミネート発表
ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)審査委員会は今日、今年のノミネート作品5タイトルを発表した。『ドミニオン』の翌年となる今年、審査員が選んだ5タイトルには、パーティゲーム、アクションゲーム、ダイスゲームとこれまでにない傾向のゲームが並んだ。
ドイツ年間ゲーム大賞は、ドイツ語圏で活躍するプロのボードゲームジャーナリストが審査員となって今年のベストゲームを選ぶもので、世界的に最も権威と影響力のある賞。1979年から始まり、今年で32回目となる。
審査委員会のコメントによると今年はプレイヤーに焦点を当て、手軽に楽しめるゲームを選んだ。従来のある程度分量のあるゲームが選ばれなかったが、全体的にもフリークゲームは多くなかったと述べている。大賞発表は6月28日、ベルリンにて。今年からキッズ大賞は同時発表ではなくなり、8月2日、ハンブルクで発表される。
【ドイツ年間ゲーム大賞2010ノミネート】
・ディクシット(Dixit / J.-L.ルービラ / リベユー)
・イダンティク(Identik / W.P.ジャコブソン、A.A.コーアウト / アスモデ)
・アラカルト(A la Carte / K.H.シュミール / モスキート-ハイデルベルガー)
・ロール・スルー・ジ・エイジズ(Im Wandel der Zeiten – Das Würfelspiel – Bronzezeit / M.リーコック / ペガサスシュピーレ)
・フレスコ(Fresko / M.ルスコウスキ、M.ズーセルベック / クイーンゲームズ)
・特別賞(「年間大賞プラス」):果てしなき世界(Die Tore der Welt / M.リーネック、S.シュタドラー / コスモス)
・推薦リスト…レベルX、モザイクス、ドンキホーテ、原始の生活、ジャイプル、カミサド、サマルカンド、トバゴ、ハンザ・テウトニカ、エンデバー
【ドイツ年間キッズゲーム大賞2010ノミネート】
・ドラゴン・ディエゴ(Diego Drachenzahn / M.ルートヴィヒ / ハバ)
・タコアラーム(Kraken-Alarm / O.イーゲルハウト / コスモス)
・パニックタワー(Panic Tower! / A.ローソン、J.ローソン / ゴリアト)
・夜の吸血鬼(Vampire der Nacht / K.ベッカー、J.P.シュリーマン / ドライマギア)
・トゥリ・ツアー(Turi-Tour / A.ズッキーニ / セレクタ)
・推薦リスト:私のネズミ、はらぺこあおむし、コンビーノ、シーソー、ニワトリ小屋のコケコッコー、消えた宇宙船を探せ、ミイラの宝、ひつじのショーン・本当のヒツジ、ウサギ探偵、ねずみめくり
・Spiel des Jahres e.V.:Nominierungslisten 2010
・同:Empfehlungsliste “Spiel des Jahres” 2010
『けもぱに』『くにとりっ!』発売
ゲームマーケット2010の開催日となった本日、アークライトゲームズは対話型推理ゲーム『けもぱに』と、デッキ型カードゲーム『くにとりっ!』の2タイトルを同時発売した。萌え系のキャラクターイラストを使ったカードゲームで、『たんとくおーれ』に続く第2弾、第3弾。
『けもぱに』は人狼系のゲームで、みんなの中に1人だけいて、上手にウソをつきながら宝物を盗む怪盗「クレセントムーン」を探し出す。各キャラクターの能力を駆使して、怪盗を捕まえることができるか。4〜8人用、12歳以上、20〜40分、2,992円。
『くにとりっ!』は鈴木銀一郎氏がデザインした『ドミニオン』タイプのデッキ型カードゲーム。無名の一大名として、他大名の動きに注意しながら、内政と戦いのバランスを取り、天下一の大名を目指す。織田・豊臣・武田・上杉…オールスター(みんな女の子)総登場の戦国絵巻。2〜6人用、12歳以上、30〜60分、3,990円。
ゲームマーケットでは特設ブースで両ゲームの体験会が行われたほか、29、30日には秋葉原駅前にてプロモーションカード付きティッシュを配布。6月5日(土)にはイエローサブマリン京都店、6月6日(日)秋葉原のロール&ロールステーションでも体験会が行われるなど、発売記念イベントが目白押しとなっている。
・アークライトゲームズ:けもぱに公式サイト
・アークライトゲームズ:くにとりっ!公式サイト